旅行から帰ってカメラロールを見返したら、同じような景色ばかりで、何を食べたか、どうやって行ったかが思い出せない。旅行の写真の撮り方は、スマホでもカメラの腕より「どの場面を撮るか」で差がつきます。
撮るのは景色、ごはん、移動(荷物・駅・車窓)の3つ。場面が変わるたびに1枚ずつ残しておくと、あとで見返したときに旅の1日がつながります。
場面ごとのスマホでの撮り方、駅やお店で気をつけるマナー、撮り忘れを防ぐ1日の流れ、撮った写真を投稿するタイミングまで順にまとめました。
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旅行で撮るのは景色・ごはん・移動の3つ

旅行の写真は、景色だけでなく、ごはんと移動の場面も1枚ずつ撮ると思い出がつながります。
旅先でスマホを出すのは、たいてい有名な景色の前です。けれど、景色の写真は何年かたつと、どこの海だったか、どの山だったか区別がつかなくなります。思い出すきっかけになるのは、その前後にあった小さな場面のほうです。
旅行で何を撮るか迷ったら、次の3つに分けて考えます。

景色は「どこに行ったか」、ごはんは「何を食べたか」、移動は「どうやって行ったか」を残す写真です。3つそろうと、1枚目から順に見るだけで旅の流れを思い出せます。いつどの場面を撮るかは、1日の流れで撮り忘れを防ぐで順番にしました。
景色:手前に人か物を1つ入れる

展望台や海辺に着いたら、まず目の前の景色をそのまま1枚撮ります。そのあとで、手前に何かを入れた1枚を足すのが、旅行の景色を「自分の写真」にするコツです。
撮る前にグリッド線を出しておく
海や湖の写真で目立つ失敗が、水平線の傾きです。スマホのカメラ設定で「グリッド」をオンにすると、画面に縦横2本ずつの線が出ます。iPhoneは「設定」の「カメラ」から、Androidも多くの機種でカメラアプリの設定からオンにできます。
水平線は、真ん中ではなく上か下の横線に合わせます。空がきれいな日は下の線、海や街並みを見せたい日は上の線です。出発前にオンにしておけば、旅先で設定を探す必要はありません。構図の基本は【初心者OK】スマホでおしゃれな「映え」写真を撮る基本テクニックにもまとめています。
有名な景色は手前に1つ足す
有名な景色ほど、同じ構図の写真がネットにたくさんあります。自分が行った証拠になるのは、手前に入れた物や人です。展望台の柵、道ばたの花、手に持ったソフトクリーム、一緒に行った人の後ろ姿。どれか1つを画面の端に入れるだけで、奥の景色が遠く広く見えます。

手前の物にピントが合うと景色がぼけるので、景色を見せたいときは奥の景色をタップしてピントを合わせます。手前の物は少しぼけていてもかまいません。
広い1枚と寄った1枚をセットで撮る
同じ場所で、広く写した1枚と、近づいて切り取った1枚を撮っておきます。多くのスマホには「0.5」や「.5」と表示される広角のレンズがあり、街並みや大きな建物の全体が入ります。そのあとで、屋根の瓦、石畳、お寺の木の彫りのような細かい部分に寄ります。
広い写真だけだと説明的に、寄った写真だけだとどこか分からなくなります。2枚を並べると「ここに行って、これを見た」が伝わります。
一緒に行った人は小さく、後ろ姿でもいい
旅行の写真を見返して寂しくなるのが、人がまったく写っていないときです。景色の中に家族や友達を小さく入れると、その日の空気まで残ります。全員が景色に向かって並ぶ後ろ姿なら、顔が写らないので、あとでSNSに出すときも気をつかいません。
ひとり旅なら、自分の足元や、景色に向けて伸ばした手を入れます。写真を撮る人の手元が写っているだけで、自分がその場にいたことが分かります。
ごはん:食べる前の10秒で撮る

旅先のごはんは、運ばれてきた直後がいちばんおいしそうです。湯気が立ち、盛り付けも崩れていません。撮る時間は10秒ほどと決めて、構図を変えながら2〜3枚撮ったら食べ始めます。一緒にいる人を待たせすぎないためにも、撮る位置は料理が来る前に決めておきます。
窓ぎわの席なら料理は明るく写る
選べるなら、窓ぎわの席に座ります。窓からの光が料理の横か少し奥から当たると、つやと立体感が出ます。店内の照明だけだと、料理が黄色っぽく、暗く写りがちです。
暗いお店でもフラッシュは使いません。料理がてかって平らに写るうえ、ほかのお客さんの迷惑になります。暗いときは料理をタップし、出てくる太陽マークを少し上げて明るさを足します。
真上か斜めか、料理で決める
撮る角度は、料理の形で決めます。お皿が何枚も並ぶ定食やお膳は真上から、高さのある丼やパフェ、ハンバーガーは斜め45度くらいから撮ると、料理の良さが伝わります。

真上から撮るときは、スマホの影が料理に落ちないよう、光が来る側と反対から構えます。料理をおいしそうに見せる寄り方や色の整え方は【スマホで】美味しそうな写真を撮るコツ|SNS映え&集客アップが参考になります。
お店の外観とメニューも1枚
料理の写真だけ残すと、あとで「あれはどこのお店だったか」が分からなくなります。入る前にのれんや外観を1枚、席に着いたらメニューを1枚撮っておくと、お店の名前と値段まで思い出せます。もう一度行きたくなったときにも探せます。
店内の撮影を断っているお店もあります。貼り紙を確かめ、迷ったらお店の人に一言聞いてから撮ってください。ほかのお客さんの顔が入る向きでは撮りません。
移動:荷物・駅・車窓で旅の始まりを残す

旅行の写真で撮り忘れやすいのが、移動の時間です。目的地に着くまでは写真を撮る気分になりにくいものの、見返したときに「旅が始まった」と感じるのは、出発の朝や電車の窓の写真です。
出発の朝の荷物
玄関に置いたスーツケース、詰め終わったリュック、ホームで手に持ったきっぷや駅弁。出発前の荷物は、旅行の写真の1枚目にちょうどいい被写体です。家の中で撮るなら、表札や住所の分かる郵便物が写らない向きにします。
帰りの日に、お土産で膨らんだ同じスーツケースをもう1枚撮っておくと、行きと帰りが対になります。
駅は駅名標と電車、マナーを守って
駅で撮るなら、その駅の名前が書かれた駅名標と、乗る電車です。駅名標の写真は、旅程をあとから思い出す目印になります。ローカル線の小さな駅舎や、ご当地デザインの電車も旅先らしい1枚です。
駅のホームは、撮影より安全と乗り降りが優先される場所です。多くの鉄道会社が、ホームでの次のような撮影をやめるよう呼びかけています。
- フラッシュを使う(運転士の目がくらむ)
- 点字ブロックの上で立ち止まる
- ホームの柵や黄色い線から身を乗り出す
- 三脚や自撮り棒を広げる
JR東日本も駅や車内での撮影マナーを案内しています。駅員さんに声をかけられたら、その指示に従ってください。電車の写真は、乗り降りの流れが落ち着いてから、人の少ないホームの端に寄らずに撮ります。
車窓はガラスにスマホを近づける
電車やバスの窓から景色を撮ると、ガラスに車内の照明や自分の顔が映りこみます。防ぐには、スマホのレンズをガラスに近づけ、手のひらでレンズのまわりを囲います。ガラスに強く押しつけると、走っている振動がそのまま伝わってぶれるので、触れるか触れないかの距離にします。

景色が流れてぶれるときは、遠くの山や海を狙います。手前の電柱や建物ほど速く流れるからです。窓の映り込みの考え方は、雨の日の窓を撮るときも同じで、雨の日の写真アイデア|窓・飲み物・傘でも紹介しています。
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1日の流れで撮り忘れを防ぐ

旅行中は、楽しいほど写真のことを忘れます。景色・ごはん・移動を毎回意識するのは大変なので、「場面が変わったら1枚」と決めておきます。1日の流れに当てはめると、撮るタイミングは次の5回です。
1日の撮る順番
玄関のスーツケースか、手に持ったきっぷ。旅の1枚目にします。
乗り換えた駅の駅名標、車窓に見えてきた海や山。車なら、助手席から見えた道の景色です(運転している人は撮りません)。
観光地に着いたら、まず広角で全体。そのあと、気になった細かい部分に寄ります。
お店に入る前に外観、料理が来たら食べる前の10秒で2〜3枚。
寝る前に、その日の写真をざっと見返し、ぶれた写真や同じような連写を消します。いい写真にはお気に入りの印を付けておくと、帰ってから選ぶのが楽になります。
5回すべてを毎日撮る必要はありません。撮り忘れた場面があれば、翌日に同じ種類の場面で取り戻せば十分です。
電池と容量は出発前に
旅先でスマホの写真を撮り続けると、思った以上に電池が減ります。地図アプリや乗換案内も同じスマホで使うので、夕方には残りが少なくなりがちです。いちばん撮りたい夕焼けや夜景の前に電池が切れないよう、準備しておきます。
- モバイルバッテリーとケーブルを持つ
- 出発前に、スマホの空き容量を確かめる
- 使わない動画や古いスクリーンショットを消しておく
- 写真のクラウド保存は、宿のWi-Fiにつないでからにする
旅行中に容量がいっぱいになると、その場で写真を選んで消すことになり、撮る時間が削られます。動画を多く撮る予定なら、余裕は多めに見ておきます。
旅行の写真を投稿するのは帰ってから

旅行先の写真は、その場ですぐ投稿したくなります。けれど、誰でも見られるSNSに出すなら、家に帰ってからにするのが安全です。
旅行中の投稿で家が留守だと分かる
旅行先からの投稿は、「いま家にいない」と知らせているのと同じです。総務省も、旅行中にSNSへ写真を投稿した家が、投稿から留守を知られて空き巣に入られた例をトラブル事例として紹介しています。
旅行中は撮るだけにして、投稿は帰ってから少しずつ出します。旅行のあとに1日1枚ずつ出していけば、旅の思い出を長く楽しめます。
位置情報と写り込み、一緒に写った人
スマホの写真には、撮った場所の位置情報が残っていることがあります。旅行先の場所なら大きな問題になりにくいものの、出発前に家で撮った荷物の写真には自宅の位置が入っています。投稿前に位置情報を消す手順はポイシャに出す前に位置情報を消すにまとめました。
一緒に行った人が写っている写真は、本人に「載せていい?」と聞いてから出します。観光地で写り込んだ知らない人の顔も、分かる大きさならトリミングで外します。投稿してはいけない写真の全体はポイシャに出してはいけない写真を見てください。
ポイシャに載せるなら
旅行で撮った写真は、写真投稿アプリのポイシャにも載せられます。ポイシャでは、自分で撮った写真ならジャンルを問わず投稿でき、ほかの人からいいねされるとポイントが貯まります。地面や壁だけのような写真はいいねが付きにくいので、景色・ごはん・駅のように、何を撮ったか一目で分かる1枚を選んでください。
「探す」の注目Snapには、海のある風景やトレイン、グルメのようなテーマ別の写真が並びます。旅行先で撮った景色や電車の写真がどう見られているかを確かめると、次の旅行で撮るもののヒントになります。

同じ名所をほぼ同じ構図で撮った写真を、何枚も続けて投稿するのはやめてください。ポイシャでは、同じ画像や明るさ・切り抜きだけを変えた画像、同じ被写体をほぼ同じ構図で撮った画像の繰り返し投稿を制限の対象にしています。
景色・ごはん・移動は被写体が違うので、日を分けて出せば1回の旅行から何枚も投稿できます。似た写真の扱いはポイシャで同じ写真は警告になる?に、手元の写真から何を出すかはポイシャ初心者は何を投稿する?手元の写真から選ぶにまとめています。
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旅行のスマホ写真でよくある質問

まとめ:場面が変わるたびに1枚

旅行のスマホ写真は、景色・ごはん・移動の3つに分けて撮ります。景色は手前に人か物を1つ入れ、広い1枚と寄った1枚をセットに。ごはんは食べる前の10秒で、窓ぎわの光を使って撮り、お店の外観も残します。移動は、出発の荷物、駅名標、車窓。駅ではフラッシュを使わず、点字ブロックの上で止まりません。
撮った写真は宿で見返して選び、投稿は家に帰ってから。次の旅行では、玄関のスーツケースを撮るところから始めてみてください。

