雨の日は写真が撮れない、と思ってスマホをしまっていませんか。雨の日の写真の撮り方は、晴れの日とは被写体を変えるだけです。外の景色を遠くまで撮る日ではなく、窓・飲み物・傘のような近くにあるものを撮る日にします。
家から出ない日なら、窓ガラスについた雨粒と、窓ぎわに置いたコーヒー。出かける日なら、ビニール傘越しの街と足元の水たまり。この3つを覚えておけば、梅雨どきに室内で過ごす日が続いても、撮るものに困りません。
スマホでのピントの合わせ方、部屋の映り込みの消し方、スマホを濡らさない注意、撮った写真を投稿する前に見ることまで順にまとめました。
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雨の日に撮るのは窓・飲み物・傘

雨の日は、遠くの景色より手の届く距離のものを撮ると失敗しません。
雨の日の空は一面灰色で、遠くの景色はかすんで写ります。晴れの日と同じように街並みや空を撮ると、色の少ない、のっぺりした写真になりがちです。
そのかわり、雨の日にしか撮れないものがあります。ガラスの雨粒、濡れて色が濃くなった傘や道路、水たまりに映る街。雲を通った光は影が出にくく、窓ぎわの小物や飲み物をやわらかく見せてくれます。晴れの日に強い影が出て撮りにくかったものほど、雨の日のほうがきれいに撮れます。
撮るものは、家の中で撮れる2つと、外で撮れる1つに分けておきます。

外で撮るときは、スマホを雨から守る準備がいります。濡らさない工夫はスマホを濡らさない、暗さに負けないにまとめました。
窓:ガラスの雨粒にピントを合わせる

家から一歩も出ずに撮れる、雨の日の定番が窓です。ただ、何も考えずに窓へスマホを向けると、ピントは外の景色に合い、雨粒はぼやけた点になります。主役にしたいのが雨粒なら、ピントを窓ガラスの上に持ってくる必要があります。
窓の雨粒を撮る手順
部屋が明るいと、ガラスに照明や自分の姿が映ります。昼なら照明を消すだけで、窓の外の光だけになります。
スマホのカメラは、近づきすぎるとピントが合いません。ガラスにくっつけるのではなく、手のひら1枚分ほど離します。粒が大きくまとまっている場所を探すと、主役がはっきりします。
画面に写った雨粒をタップすると、そこにピントが合い、外の景色がぼけます。ピントが外へ逃げるときは、もう少し離れてからタップし直します。
iPhoneは、雨粒を長押しすると「AE/AFロック」が出て、ピントと明るさがその場所で止まります。Androidも、多くの機種で長押しすると固定できます。手が少し動いても、ピントが外へ移りません。
粒がつながってガラスを流れ落ちる瞬間は、1枚ずつ押すより連写の方が残せます。撮ったあとは、粒の形がいちばんきれいな1枚だけを残します。
外にピントを合わせると別の写真になる
同じ窓でも、ピントを外の景色に合わせると、雨粒が手前で丸くぼけた写真になります。こちらは、外の木や車のライト、向かいの家の明かりが主役です。夕方や夜に、街の明かりがにじんで見える時間帯に向いています。

どちらがよいということはありません。雨粒の形を見せたいならガラス、雨の日の街の雰囲気を見せたいなら外。同じ場所で2枚撮っておくと、あとで選べます。
部屋の明かりの映り込みを消す
窓の写真でいちばん多い失敗が、ガラスに映った照明やテレビ、自分の手とスマホです。外より部屋の中が明るいと、ガラスは鏡のようになります。
- 部屋の照明とテレビを消す
- ガラスに対してまっすぐ構え、斜めから撮らない
- 白っぽい服より、黒や紺の服で撮る
- 夜は、カーテンを背中側に引いて部屋の光をさえぎる
窓辺に植物や本、てるてる坊主を置いて、外の雨と一緒に撮るのもおすすめです。窓辺でくつろぐ猫や犬がいれば、それだけで雨の日の1枚になります。ペットにピントを合わせるコツは犬猫のスマホ写真|目・全身・いつもの場所にあります。
飲み物:窓ぎわのコーヒーで雨の日の室内を撮る

家で過ごす雨の日は、いれたてのコーヒーや紅茶、ココアが撮りどきです。雨の窓と温かい飲み物が並ぶだけで、「今日は家にいる日」という空気が写ります。
カップは窓の横に置く
カップを置くのは、窓の正面ではなく窓の横です。窓からの光がカップの横から少し後ろから当たると、縁が光って立体感が出ます。スマホは、窓が画面の横か斜め奥に見える位置から構えます。

窓を背にした位置から撮ると、カップは自分の影に入り、暗く写ります。逆に窓を真後ろに入れると、窓が白く飛んでカップが黒くなります。雨の日の光は晴れの日より弱いので、カップは窓から50cm以内に寄せておきます。光の向きの考え方は【初心者OK】スマホでおしゃれな「映え」写真を撮る基本テクニックにもまとめています。
湯気は暗い背景、結露は横からの光
ホットの飲み物の湯気は、白い壁の前ではほとんど見えません。カップの後ろに、暗い色の家具や紺のクッションがくる向きで撮ると、白い湯気が浮かびます。湯気が多いのはいれてすぐなので、先に構図を決めてから注ぎます。
アイスの飲み物なら、グラスの表面につく水滴が見どころです。窓の外の雨粒と、グラスの水滴が同じ写真に入ると、雨の日らしさが重なります。水滴は横から光が当たると光るので、置き方はホットと同じく窓の横です。飲み物を撮るときのシズル感の出し方は【スマホで】美味しそうな写真を撮るコツ|SNS映え&集客アップが参考になります。
手元と小物で「家にいる日」にする
カップだけだと、カフェの写真と見分けがつきません。家の雨の日らしさは、まわりの物で出します。
- 読みかけの本や雑誌
- ひざにかけたブランケット
- カップを両手で包む手
- お皿に1つだけのせたお菓子
足すのは1つか2つまで。物が多いと、どれが主役か分からなくなります。テーブルの上のリモコンや充電ケーブルは、撮る前に画面の外へどけておきます。
傘:外に出る日は傘越しと足元を撮る

買い物や通勤で外に出る日は、傘そのものと、雨で濡れた足元が撮りどきです。片手で傘を持つので、撮るのは立ち止まれる場所に限ります。歩きながら、車道の近くで撮るのはやめてください。
ビニール傘の内側から撮る
透明なビニール傘は、それ自体がフィルターになります。傘の内側からスマホを上に向け、傘についた雨粒をタップすると、粒がくっきりして、その向こうの空や街の明かりがぼけます。窓の雨粒と同じ考え方を、外でも使えるということです。
夕方から夜は、信号や看板の明かりが傘越しに色のにじみになります。昼間なら、傘の骨の線を画面の対角に入れると形が締まります。
色のある傘は上か後ろから
赤や黄色の傘は、灰色の雨の街でいちばん目立つ色になります。家族や友達の傘を撮るなら、歩道橋や階段の上から見下ろすか、少し後ろから歩く姿を撮ります。顔が写らないので、あとで投稿するときも気をつかわずに済みます。
傘を開いて玄関や軒下で干しているところも、雨の日の家の写真になります。濡れた傘の表面には、ころころした雨粒が残っています。
水たまりにスマホを近づける
水たまりは、スマホを水面すれすれまで下げると、映り込む範囲が一気に広がります。街路樹や建物、傘をさした人の姿が逆さまに映ります。撮ったあとで写真を上下逆にすると、どちらが本物か分からない不思議な1枚になります。
強い雨の最中は水面が波立って何も映りません。狙い目は、小雨か雨がやんだ直後です。
水たまりに近づくときはスマホを落としやすくなります。ストラップを付けるか、両手で持ってください。
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スマホを濡らさない、暗さに負けない

雨の日の写真で困るのは、スマホが濡れることと、写真が暗く青っぽくなることの2つです。どちらも、撮る前の少しの準備で防げます。
防水の機種でも濡れたままにしない
最近のスマホは耐水性能のある機種が多いものの、水に強いことと、濡らしてよいことは別です。耐水性能は使ううちに落ちることがあり、多くの機種で水による故障はメーカー保証の対象外です。濡れたまま充電すると故障の原因になるので、充電は乾いてからにします。
- 外では、撮るとき以外は袋やポケットに入れる
- レンズについた水滴は、乾いた柔らかい布で拭く
- 濡れた手で画面を触らない(タップがきかなくなる)
- 家に帰ったら全体を拭いてから充電する
ファスナー付きの透明な袋に入れたまま撮る方法もありますが、レンズの前のビニールがくもると写りがぼやけます。袋越しに撮るなら、レンズの部分のビニールをぴんと張っておきます。
明るさは少し上げ、青さは残す
雨の日の写真が暗いときは、撮りたい物をタップしたあと、出てくる太陽マーク(明るさのスライダー)を少し上げます。上げすぎると窓の外や空が白く飛ぶので、一番明るい部分の形が残るところで止めます。
雨の日の写真は、全体が少し青っぽく写ります。これは失敗ではなく、雨の日らしさです。加工で真っ白に直すより、少し青みを残した方が、しっとりした空気が伝わります。逆に、コーヒーのある室内の写真は、少しだけ暖かい色に寄せると「家の中の温かさ」が出ます。
暗い部屋で夜景用のナイトモードが出たら、使うのは窓辺の小物やカップなど、止まっている物だけにします。数秒かけて光を集めるので、手で持つと揺れやすく、雨粒が流れる窓も形が崩れます。色や明るさを部分ごとに直したいときは、Snapseed-スナップシードの使い方!スマホでプロ級写真加工する全手順に操作をまとめています。
雨の日の写真を投稿するとき

雨の日の写真は、同じ日に同じ雨を見ている人がいるので、その日のうちに投稿すると共感されやすい写真です。そのぶん、家の中で撮った写真には、家の場所の手がかりが入りやすくなります。
窓の外の景色で家が分かることがある
窓越しの写真には、向かいの建物、看板、駅や特徴のある塔が写り込むことがあります。外にピントを合わせた写真ほど、景色がはっきり読めます。投稿する前に、家の場所が分かる物がないか画面を拡大して見ておきます。
写真の位置情報も確認します。主なSNSは投稿時に位置情報を消すことが多いものの、LINEやAirDropで直接送ると残る場合があります。iPhoneなら写真の共有画面の「オプション」から外せます。
ポイシャに載せるなら
雨の日に撮った写真は、写真投稿アプリのポイシャにも載せられます。ポイシャでは、自分で撮った写真ならジャンルを問わず投稿でき、ほかの人からいいねされるとポイントが貯まります。ただ、地面や壁だけのような写真はいいねが付きにくいので、窓の雨粒、コーヒー、傘のように何を撮ったか分かる1枚を選んでください。
「最新」タブを開くと、ほかの人がいま投稿した写真が並びます。雨の日にほかの人が何を撮っているかを見ると、次に撮るもののヒントになります。

窓の雨粒を連写した似た写真を、何枚も続けて投稿するのはやめてください。ポイシャでは、同じ画像や、明るさや切り抜きだけを変えた画像、同じ被写体をほぼ同じ構図で撮った画像の繰り返し投稿を制限の対象にしています。
窓・飲み物・傘なら被写体が違うので、日を分けて出せば1回の雨で何枚も投稿できます。手元の写真から何を出すか迷ったらポイシャ初心者は何を投稿する?手元の写真から選ぶを、撮れる写真がない日の過ごし方はポイシャのゲームコーナー|写真がない日の貯め方を見てください。
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雨の日の写真でよくある質問

まとめ:雨の日は近くのものを撮る日

雨の日の写真は、遠くの景色より、手の届く距離にあるものを撮ります。家の中なら、照明を消して窓の雨粒にピントを合わせた1枚と、窓の横に置いたコーヒーの1枚。外に出る日は、ビニール傘越しの街と、水面すれすれから撮った水たまり。
スマホは撮るとき以外しまい、濡れたまま充電しないこと。投稿する前には、窓の外の景色と位置情報を確かめてください。次に雨が降ったら、まず窓の前に立ってみてください。

