シーズン最初の一本を滑り終えて、仲間が撮ってくれた写真を見ると、滑っている自分は豆粒ほどで、ゲレンデは灰色。リフトの上で撮ろうとしてスマホを落としかけた、という人もいるはずです。
初滑りの写真は、撮る場所と明るさの合わせ方でほぼ決まります。滑りはコースの端に止まり、来る場所に先にピントを置いて早めに連写する。明るさは白い雪ではなく、ウェアと顔で決める。この2つで、ゲレンデの写真は見違えます。この記事では、2026年のスキー場の開場日から、滑っている人の撮り方、リフトとゴンドラからの撮り方、寒さと落下からスマホを守る方法まで、スキーとスノーボードの写真をスマホで撮るコツを紹介します。
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2026年の初滑り、スキー場はいつ開く?

北海道の札幌国際スキー場は、2026年11月20日(金)に開場する予定です。翌21日(土)には、長野・福島・群馬・岐阜などのスキー場も開きます。
札幌国際スキー場の2026-2027シーズンは、11月20日から2027年5月5日まで営業する予定です(ようこそさっぽろ)。前のシーズンは11月21日の開場だったので、1日早くなります。静岡のスノーパーク イエティは10月23日、長野の軽井沢プリンスホテルスキー場は10月31日にすでに開いていて、人工の雪で滑れます。
11月に開く予定のおもなスキー場は次のとおりです(Snoway、2026年10月21日更新の一覧から)。
| 開場(予定) | おもなスキー場 |
|---|---|
| 11月13日(金) | グランスノー奥伊吹(滋賀) |
| 11月14日(土) | 志賀高原 熊の湯、横手山・渋峠(長野) |
| 11月20日(金) | 札幌国際スキー場(北海道) |
| 11月21日(土) | サッポロテイネ(北海道)、グランデコ(福島)、鹿沢スノーエリア(群馬)、エイブル白馬五竜(長野)、鷲ヶ岳(岐阜)など |
| 11月28日(土) | ニセコの各スキー場、ルスツ、富良野(北海道)、かぐら(新潟)、野沢温泉(長野)など |
開場日は雪の量で前後します。出かける前に、各スキー場の公式サイトで当日の営業とコースを確かめてください。
開いたばかりのスキー場は、滑れるコースが1〜2本だけのことが多く、白い雪の帯の両側に、まだ茶色い山肌や枯れ草が残っています。写真にするなら、その帯がまっすぐ伸びて見える場所から撮ると、シーズンの始まりらしい1枚になります。コースが狭いぶん人も集まるので、撮るときに止まる場所は滑っている人を撮るで紹介する位置を守ってください。
明るさは雪ではなく、ウェアと顔で決める

スマホのカメラは、画面全体がちょうどよい明るさになるように合わせます。ゲレンデのように画面のほとんどが白い雪だと、カメラは「明るすぎる」と考えて暗くするので、雪は灰色に、人は黒っぽく写ります。反対に、黒いウェアの人を大きく入れてタップすると、今度は雪が真っ白に飛んで、雪面の凹凸もシュプールも消えます。
ゲレンデでは、まず人の顔かウェアをタップしてピントと明るさを合わせ、そのあと雪の表面を見て、凹凸が消えていたら明るさを少し下げます。iPhoneなら、タップしたところの横に出る太陽マークを下にずらします(Androidは機種で操作が違います)。人を入れない景色だけの写真で灰色になったときは、逆に少し上げます。
雪が飛んでいるか灰色かの見分け方と、明るさを下げる操作の手順は、初雪の写真が白く飛ぶ|スマホで明るさを下げるで詳しく紹介しています。ゲレンデでも考え方は同じです。
白いウェアや薄いグレーのウェアは、雪に溶けて形が消えます。仲間に撮ってもらうなら、ニット帽やネックウォーマーなど、濃い色の物を1つ身につけておくと、遠くからでも人が分かります。
滑っている人を撮る|コースの端から先回り

スキーやスノーボードの写真で多い失敗は、人が小さすぎる、ぶれている、後ろ姿しか写っていない、の3つです。どれも、滑ってくる人を見つけてから慌ててスマホを向けるのが原因です。撮る人は先に下りて位置を決め、滑る人にはそこを通ってもらいます。
止まるのはコースの端、上から見える場所
撮るために止まる場所は、コースの端で、上から滑ってくる人から見える場所にします。国際スキー連盟(FIS)の行動規範でも、止まるのはコースの端で、狭い場所や見通しの悪い場所では止まらないことになっています。急斜面の下の段差や、カーブの先、コブの陰に座り込むと、上から来た人にぶつかられます。
位置を決めたら、滑る人に「この木の横を通って」「ネットの手前で曲がって」のように、目印で通る場所を伝えておきます。撮る人がコースの真ん中へ出ていくのはやめてください。後ろ向きに滑りながら撮るのも、ほかの人と自分の両方にとって危険です。
来る場所に先にピント、連写は早めに
滑る人が通る場所の雪面をタップしてピントを合わせ、長押しして固定しておきます。iPhoneなら画面に「AE/AFロック」と出ます。あとは人がその場所に入る少し前から連写を始めます。iPhoneは多くの機種で、シャッターボタンを左へスライドしたまま押さえると連写になります。Androidは長押しや下へのスワイプで連写できる機種が多いものの、操作はメーカーで違うので、ゲレンデに出る前に一度試しておきます。
人を大きく写したいときは、近づくより2倍か3倍のズームに切り替えます。スキー場は明るいので、ズームにしても画質は落ちにくい場所です。来る場所にピントを置いて少し早めに連写する考え方は、スポーツ観戦をスマホで残す|練習と会場でも紹介しています。
スキーはターンの外側、スノーボードはおなか側
スキーは、ターンの外側に立つと、体が斜面に向かって傾き、板が雪を削って雪煙が上がるところが正面から写ります。内側に立つと、背中とお尻ばかりが写ります。
スノーボードは、体の向きがターンで変わります。体の正面(おなか側)がこちらを向くターンなら顔が写り、背中側のターンでは後ろ姿になります。どちらの向きで顔がこちらを向くかは、右足が前か左足が前かで逆になるので、1本目は撮らずに見て、顔が見えるターンの外側へ位置を移します。

朝の低い日差しがターンの向こうから差す位置に立つと、舞い上がった雪煙が光って写ります。顔は暗くなりやすいので、そのときは顔をタップして明るさを合わせ、雪煙の白が飛びすぎない程度に下げます。
リフトとゴンドラから撮る

リフトの上は、ゲレンデを上から見下ろせる場所です。下を滑る人、斜面に伸びる自分たちのシュプール、遠くの山並みが、歩いては行けない角度で撮れます。ただ、スマホを落としやすい場所でもあります。
- スマホにはストラップを付け、手首かウェアに通しておく
- 乗るとき、降りるとき、安全バーを上げ下げするときは撮らない
- 身を乗り出さず、座ったまま撮れる景色だけを撮る
- 撮り終えたら、降り場に近づく前にポケットへしまう
リフトから落としたスマホは、雪に埋もれて見つからないことがあります。リフト下はコースの外のことが多く、自分で拾いに入るのは危険です。落としたときは、降り場の係員に、何番目の支柱あたりで落としたかを伝えてください。
札幌国際スキー場のようにゴンドラがあるスキー場では、窓越しに撮れます。窓に照明や自分が映るときは、レンズを窓ガラスに近づけると映り込みが消えます。窓の汚れや曇りが気になるときは、指で触らず、少し角度を変えてきれいな部分から撮ります。寒い日のスマホの扱いは、寒さと落下からスマホを守るで紹介します。
初滑りの記念は、止まっている1枚

滑っている写真は、うまく撮れるとは限りません。初滑りの日の記念には、止まっているものを落ち着いて撮った1枚も残しておきます。来年のシーズン初めに見返すと、どこで、どんな雪で、誰と滑ったかが分かります。
ゲレンデの全景はリフト降り場の横から
山の上のリフト降り場から少し離れたコースの端は、ゲレンデ全体と、ふもとの町や遠くの山を見下ろせる場所です。画面の下3分の1に雪面、上に空と山が入るように構えると、広さが伝わります。手前にストックや板の先を少し入れると、自分がそこに立っていたことが分かる1枚になります。
ボードと板、ブーツは雪に立てて撮る
新しく買ったボードや板は、その年だけの記念になります。雪面に立てて、ソールの柄やデザインが見える面をスマホに向けます。ブーツは並べて上から撮ると、雪の白の上で色が映えます。立てた板が倒れると人に当たるので、撮るのは人の少ない場所で、撮り終えたらすぐに寝かせてください。
ゴーグルを上げて、顔を見せる
ゴーグルとネックウォーマーをしたままだと、誰の写真か分かりません。記念撮影のときだけゴーグルをヘルメットか帽子の上に上げ、口元を出します。ミラーのゴーグルなら、外してレンズをスマホに向けると、映り込んだゲレンデの景色が撮れます。自撮りは、太陽を背中に置くと顔が暗くなるので、太陽が横か前に来る向きで撮ります。
行き帰りの車窓や、休憩のレストハウスのごはんも、その日の流れが分かる写真になります。移動とごはんの撮り方は旅行のスマホ写真|景色・ごはん・移動で残すで紹介しています。
寒さと落下からスマホを守る

スキー場は、スマホが壊れやすい場所です。2024年1月の調査では、スキー場に毎年行く人の34.0%が、スキーやスノーボードの最中にスマホが故障した経験がありました。壊れた状況は「滑走中に雪の上へ落下」が54.3%、「結露による水濡れ」が51.4%、「写真撮影時の落下」が42.9%です(ワランティ少額短期保険の調査。故障した人35名の回答なので、目安として見てください)。
- 落下
-
滑るときはファスナーの閉まる内ポケットに入れます。ズボンの後ろポケットや、ファスナーのない胸ポケットは、転んだときに飛び出します。撮るときは手首にストラップを通してから出します。
- 電池
-
寒いと電池の残量が急に減り、まだ残っているはずなのに電源が落ちることがあります。体温で温まる内ポケットに入れておくと持ちがよくなります。モバイルバッテリーも、ザックの外側ではなく体の近くに入れます。
- 手袋
-
スキー用のグローブのままでは画面が反応しません。グローブの下にタッチ対応のインナー手袋をしておくと、グローブを外すだけで撮れ、素手で冷たいスマホを持たずに済みます。iPhoneなら音量ボタンでもシャッターが切れます。
- 結露
-
冷えたスマホを暖かいレストハウスに持ち込むと、レンズや画面に水滴が付きます。すぐに撮ると曇った写真になるので、ポケットに入れたまましばらく待ちます。雪で濡れたまま充電はしません。
寒い日の電池と結露については、初雪の写真が白く飛ぶ|スマホで明るさを下げるでも触れています。
初滑りの写真を撮る手順

ここまでを、家を出てから帰るまでの順に並べます。
スマホとモバイルバッテリーを満タンにし、ストラップとタッチ対応のインナー手袋を用意します。連写の出し方もここで試しておきます。
人の少ない場所で、雪に立てた板やボードと、その日のゲレンデを撮ります。滑り出すと撮るのを忘れがちです。
乗り降りの間はしまっておき、乗っている途中だけ、ストラップを手首に通して撮ります。
撮る人が先に下りてコースの端に止まり、通る場所を伝えます。そこにピントを固定し、人が入る少し前から連写します。終わったら役を交代します。
レストハウスで連写から1枚を選んでおきます。帰る前に、ゴーグルを上げた顔の記念写真を撮って終わりにします。
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初滑りの写真をポイシャに

初滑りの日は、雪煙を上げるターン、リフトから見下ろしたゲレンデ、雪に立てたボード、ゴーグルを上げた顔と、場面の違う写真が何枚も撮れます。シーズンのあいだ、滑りに行くたびに撮っていくと、雪の量や景色の変わり方も見比べられます。
ポイシャは、撮った写真をそのまま投稿できる画像SNSです。ほかの人の写真にいいねしても、自分の写真にいいねされても、ポイントが貯まります。「探す」の注目Snapには「雪山あそび」のようなテーマ別のタイルが並び、ほかの人がゲレンデや雪山をどう撮っているかを眺められます。

ゲレンデの写真には、知らない人が後ろに大きく写り込みがちです。顔が分かる人が入っている写真は、出す前に切り取るか別の1枚にします。一緒に滑った仲間の顔が写っている写真は、本人に聞いてから出してください(家族写真を出すとき、顔と名札を確認する)。リフト券やICカードのバーコード、QRコードが写った写真も出さないでおきます。
スキー場の名前が分かる写真はかまいませんが、泊まっている宿や自宅の近くが分かる写真は、位置情報を消してから出します(ポイシャに出す前に位置情報を消す)。ポイシャに出せるのは自分で撮った写真で、スキー場の公式サイトやほかの人のSNSから保存した画像、スクリーンショットは投稿できません(ポイシャに出してはいけない写真)。
連写したターンの写真を、何枚も続けて投稿するのはやめてください。ポイシャでは、同じ画像や少し変えただけの画像の繰り返し投稿を禁止しています。
連写からは、雪煙と体の傾きがいちばんよく出た1枚だけを選びます。滑りの写真、リフトからの景色、ボードの写真のように、撮った物や場面がはっきり違う写真は別の1枚です。似た写真がどこから問題になるかはポイシャで同じ写真は警告になる?で紹介しています。
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初滑りの写真でよくある質問

まとめ

2026-2027シーズンは、札幌国際スキー場が11月20日(金)、翌21日(土)に各地のスキー場が開く予定です。初滑りの写真は、次の5つに絞れます。
- 明るさは雪ではなく、顔とウェアで決める
- 止まるのはコースの端、上から見える場所
- 来る場所に先にピントを固定し、早めに連写
- スキーはターンの外側、スノーボードはおなか側から
- リフトではストラップを付け、乗り降りの間は撮らない
ゲレンデに着いたら、まず板とその日の雪を1枚撮ってから、初滑りの写真を撮る手順どおりに滑り始めてください。シーズン最初の一本は、一度しかありません。

