年賀状の写真は、撮った日に気に入っても、テンプレートに入れると顔が切れたり、あいさつの文字が子どもの顔に重なったりします。スマホの画面ではきれいだったのに、印刷すると暗く粗く出ることもあります。年賀状用の写真は、ふだんのスナップと少し撮り方が違います。
2027年用の年賀状は12月20日から受け付けが始まり、元日に届けるなら12月27日までの投函が目安です。この記事では、そこから逆算した撮影の時期と、撮る前に決めておく縦横と余白、スマホの設定と家族の撮り方、印刷する前に確かめることまでを順に紹介します。
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年賀状の写真は12月27日から逆算して撮る

写真は12月上旬までに撮り終えておくと、印刷の注文にも自宅での印刷にも余裕が残ります。
2027年用の日程
2027年用は、前の年から日程が少し変わりました。年賀状の受け付けが始まる日は12月15日から12月20日に、元日に届けるための投函の目安は12月25日から12月27日に、それぞれ後ろへずれています(日本郵便、2026年8月31日発表)。
| 日付 | できること |
|---|---|
| 2026年10月26日(月) | 郵便局のネットショップで年賀はがきの注文が始まる |
| 2026年11月2日(月) | 郵便局で年賀はがきの販売が始まる |
| 2026年12月20日(日) | 年賀状の受け付けが始まる |
| 2026年12月27日(日) | 元日に届けるための投函の目安 |
| 2027年1月1日・1月3日 | 三が日に年賀状が配達される日 |
| 2027年1月15日(金) | 年賀はがきの販売が終わる |
12月19日までにポストへ入れた年賀状は、年賀状として預かられず、ふつうの郵便として年内に届いてしまいます。書き終わっても、20日までは手元に置いておきます。
日程の詳細は、日本郵便の年賀状の販売や受付はいつから?で確かめられます。
撮影は12月上旬までに
12月27日の投函から逆に数えると、宛名書きと一言のメッセージに数日、印刷に数日かかります。ネットの年賀状印刷は、注文から届くまでの日数も、早割の期限も会社ごとに違います。写真を選んでデザインに入れる日を12月中旬に置くなら、撮影は12月上旬までに済ませておきたいところです。

11月の七五三や秋の行楽で撮った写真を年賀状に使う家庭も多いはずです。その日のうちに「年賀状にするならこれ」と思う写真を1枚撮っておくと、12月に探す手間が減ります。七五三の家族写真の撮り方は七五三で先に残す写真|2026年11月の順番で紹介しています。
撮る前に決める3つ|縦横・枚数・文字の余白

年賀状の写真は、はがきの枠に合わせて切り取られます。どんな枠に入れるかを先に決めておくと、撮ったあとに顔が切れる失敗がなくなります。
縦か横か
はがきは縦長の紙ですが、年賀状のテンプレートには横向きのデザインもあり、写真の枠も縦長・横長・正方形・丸とさまざまです。使うデザインがまだ決まっていないなら、同じ並びのまま縦と横を1枚ずつ撮っておきます。スマホを90度回して撮るだけで、あとで選べる幅が倍になります。
写真は1枚か、何枚か
年賀状に載せる写真の枚数に決まりはありません。テンプレートが1枚用か、2〜4枚を並べる型かで変わります。
- 1枚を大きく載せる
-
家族全員がそろった写真が向いています。はがき全体に広げる型では、写真の上にあいさつの文字が載るので、文字の場所を空けて撮ります。
- 2〜4枚を並べる
-
一枚ずつの枠が小さいので、顔に寄った写真のほうが伝わります。家族の集合、子どもの顔のアップ、旅行先の景色のように、写真ごとに中身を変えると並べたときに単調になりません。
撮る枚数は、載せる枚数よりずっと多めにします。タイマーで撮るなら1回で数枚、それを縦と横で2〜3回。家族の誰かが目をつぶっていない1枚を残すには、そのくらいあって足ります。
文字が載る場所を空けておく
写真をはがき全体に使う型では、「謹賀新年」や「あけましておめでとうございます」、年号、名前が写真の上に入ります。人物を画面の真ん中に大きく入れてしまうと、どこに文字を置いても誰かの顔にかかります。

- 人物は画面の下半分か、左右どちらかに寄せる
- 空いた側には、空・白い壁・芝生など模様の少ないものを入れる
- 少し引いて撮り、足元と頭の上に余裕を残す
引いて撮っておけば、あとで寄せて切り取ることはできます。逆に、寄りすぎて切れた頭や足は戻せません。余白に向く背景の選び方は背景と光で決まるで紹介します。
年賀状の写真を撮るスマホの設定

特別なアプリは要りません。スマホの標準カメラで、撮る前に次の4つを確かめておきます。
- 1倍か、レンズの倍率で撮る
-
カメラ画面の「1×」「2×」などのボタンは、機種によってレンズそのものが切り替わる倍率です。そこから指で広げて倍率を上げると、画像を引き伸ばすだけになり、印刷したときに粗さが出ます。0.5倍の広角は、端に立った人の顔や体が横に伸びて写りやすいので、集合写真では端に人を置かないようにします。
- グリッドを出す
-
画面に縦横2本ずつの線を出すと、人物を下や片側に寄せる位置が決めやすくなります。iPhoneは「設定」→「カメラ」→「グリッド」、Androidはカメラアプリの設定に同じ項目がある機種が多いです。地平線や家の柱が傾いていないかも、この線で分かります。
- ポートレートモードは試してから
-
背景がぼけて人物が引き立ちますが、家族が前後に並ぶと後ろの人までぼけたり、髪の毛の輪郭が不自然になったりします。大勢で撮るときは通常の写真モードで、子ども1人を撮るときにポートレートを使う、と分けると失敗が減ります。
- レンズを拭く
-
ポケットやかばんに入れていたスマホのレンズには、指の脂が付いています。そのまま撮ると全体が白っぽくかすみ、冬の逆光では光がにじみます。メガネ拭きや柔らかい布でひと拭きしてから構えます。
フィルターは撮るときにかけず、元の写真で撮っておきます。年賀状のデザインに合わせて、あとから色味を変えるほうが選び直せます。
家族そろって撮る|タイマーと並び方

年賀状の家族写真は、撮る人も写りたい写真です。スマホを立てかけてタイマーで撮れば、誰かに頼まなくても全員が入ります。
タイマーで全員入る
小さなスマホ用三脚があれば、子どもの胸くらいの高さまで伸ばします。三脚がないときは、テーブルや棚に本を積んで高さを合わせ、スマホを立てかけます。低い位置から見上げると大人の顔が下からの角度になり、高すぎると子どもが小さく写ります。
最初に1人が立つ場所に立ち、撮る人が画面でその顔をタップしてピントと明るさを合わせます。グリッドを見ながら、文字を入れる側が空いているかもここで確かめます。
3秒では並ぶのが間に合わないので、10秒にします。iPhoneのタイマーは、続けて何枚か撮れる機種があり、目をつぶった1枚を避けやすくなります。Bluetoothのリモコンが付いた三脚なら、並んでから手元で押せます。
撮るたびに写真を開き、指で広げて全員の目が開いているか、顔にピントが来ているかを見ます。家に帰ってからでは撮り直せません。縦と横の両方が撮れているかも、ここで確かめます。
並び方と目線
子どもを前の真ん中に、大人は後ろか横に立ちます。全員が一直線に並ぶより、大人がしゃがんだり、子どもを抱き上げたりして顔の高さに段差をつけると、小さな枠に入れても一人ひとりの顔が見分けられます。
全員がカメラを見た1枚が撮れたら、あとは目線を外した写真も撮ります。子どもを見て笑う親、手をつないで歩く後ろ姿、みんなで同じ方向を見る横顔。カメラを見ていない写真のほうが、その家族らしさが出ることがあります。
小さな子どもは、撮影が長引くほど表情が固くなります。カメラ目線を2〜3回撮ったら切り上げ、残りは遊んでいるところを撮るくらいで足ります。ペットも一緒に写すなら、目線を集めるコツは犬猫のスマホ写真|目・全身・いつもの場所が参考になります。
背景と光で決まる|屋外・室内

年賀状の写真は、背景がすっきりしているほど文字が載せやすく、家族の顔が目立ちます。撮る場所を選ぶときは、まず背景に何が写るかを見ます。
屋外で撮る
公園の芝生、広い空、紅葉の残る並木道。空を入れるなら、晴れた日の青空にします。曇り空を大きく入れると、年賀状全体が灰色っぽく沈んで見えます。真昼の直射日光は顔に濃い影が出てまぶしそうな表情になるので、午前中か、建物や木の日陰で撮ります。
室内で撮る
窓から入る昼の光がいちばんきれいです。窓を横にして立つと、顔に柔らかい光が当たります。白い壁やレースのカーテンの前なら背景がそのまま余白になります。天井の照明だけだと顔に影が落ち、色も黄色っぽくなりやすいので、昼の明るいうちに撮ります。
12月は日が短く、東京では16時半ごろに日が沈みます。午後に公園へ出かけると、着いたころには光が赤く弱くなっています。屋外で撮るなら、昼過ぎまでに撮り終える予定にします。
室内で撮るときは、背景に写る生活の物を片付けます。洗濯物、壁のカレンダー、冷蔵庫に貼ったプリント、テレビの画面。年賀状は親戚や会社の人など多くの人が手に取るので、写したくないものは画面の外へ出しておきます。
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2027年は未年|干支と小物で年賀状らしく

2027年の干支は未(ひつじ)です。ふだんの家族写真でも、羊にちなんだ小物を1つ入れるだけで、その年の年賀状だと分かる写真になります。
- 羊のぬいぐるみや置物
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子どもに抱っこしてもらうと、手の置き場が決まって表情も自然になります。白いもこもこした素材の物なら、羊に見えます。
- 白いニットとふわふわの帽子
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家族で白やアイボリーのニットにそろえると、羊の毛の色に寄せられます。服の色をそろえるだけで、並んだときにまとまりが出ます。
- 「2027」の数字
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数字の形の風船やカードを一人1文字ずつ持つと、並び方も自然に決まります。人数が4人より少ないなら、子どもが「2027」のカードを1枚持つだけでも伝わります。
- お正月の物を手元に
-
松の小枝、紅白の水引、こま、けん玉。年賀状を作るのは12月なので、お正月飾りがまだ出ていない家も多いはずです。手に持てる小さな物を1つ用意すれば足ります。
毎年同じ場所で、同じ並び方で撮るのも年賀状ならではの楽しみ方です。去年の年賀状を一緒に並べると、受け取った人に子どもの成長がひと目で伝わります。同じ構図にするなら、去年の写真をスマホに出しておき、立つ位置とスマホの高さを合わせてから撮ります。
年賀状に印刷する前に確かめること

スマホの画面できれいに見える写真でも、はがきに印刷すると粗さや暗さが目立つことがあります。デザインに入れる前に、写真の大きさと明るさを確かめます。
画素数は足りているか
はがきの大きさは100×148mmです。写真をきれいに印刷する目安とされる300dpiで計算すると、はがき全面にはおよそ1181×1748ピクセルあれば足ります。最近のスマホの1倍で撮った写真なら、そのままで十分な大きさがあります。

足りなくなるのは、次のような写真です。
- 指で広げてズームして撮った写真
- 大勢の中から1人だけを大きく切り取った写真
- LINEで標準画質のまま送られてきた写真
- SNSから保存し直した写真やスクリーンショット
祖父母や友人が撮ってくれた写真を使うなら、LINEの「オリジナル画質」で送ってもらうか、共有アルバムから元の大きさで保存します。写真の大きさは、iPhoneなら写真アプリで写真を開き、上にスワイプすると出る情報欄で見られます。どうしても小さい写真を使うときは、何ができて何ができないかをぼやけた写真の高画質化|解像度を上げるやり方と限界で確かめてください。
明るさは画面より少し明るめに
スマホの画面は自分で光っているので、写真が明るく見えます。紙に印刷すると、同じ写真が一段暗く沈んで見えるのがふつうです。特に冬の服や室内で撮った写真は、顔が暗くなりがちです。画面で「少し明るいかな」と感じるくらいに調整しておくと、印刷したときにちょうどよくなります。
自宅で印刷するか、注文するか
自宅のプリンターで印刷する
インクジェットプリンターなら、年賀はがきは「インクジェット紙」を選びます。2027年用の年賀はがきの種類には、写真の印刷に向けた「インクジェット写真用」がありません。写真の発色はプリンターとインクで変わるので、本番の前に普通紙で1枚試し刷りして、色と明るさを見ます。
年賀状印刷を注文する
スマホのアプリやネットの年賀状印刷なら、写真を選んでテンプレートに入れるだけで注文できます。写真をそのまま焼き付ける写真仕上げを選べるサービスもあります。注文の締め切りと届くまでの日数は会社ごとに違うので、12月27日の投函に間に合うかを先に確かめます。
どちらでも、最後に仕上がりのプレビューで、写真の端が切られて顔や足が欠けていないか、文字が顔にかかっていないかを見ます。印刷では、紙の端ぎりぎりまで写真を広げると、端が数ミリ切られることがあります。
送る相手で写真を分ける
家族写真の年賀状を喜んでくれる人もいれば、会社の取引先や、子どもを望んでいる友人のように、写真なしの年賀状のほうがいい相手もいます。相手によって、写真入りと写真なし、または家族写真と風景の写真で年賀状を分けておくと、気を使わずに出せます。
年賀状は手から手へ渡り、家族以外の人の目にも入ります。表札や家の外観、車のナンバー、子どもの名札が写り込んでいないかも、印刷する前に見ておきます。SNSに家族写真を出すときの確かめ方は家族写真を出すとき、顔と名札を確認するでまとめています。
年賀状に使わなかった写真をポイシャに

年賀状に載るのは、たくさん撮った中の1枚か数枚です。選ばなかった写真の中にも、公園の空、窓辺の光、羊の小物を置いた手元のように、人の顔が写っていないいい写真が残っているはずです。
ポイシャは、撮った写真をそのまま投稿できる画像SNSです。ほかの人の写真にいいねしても、自分の写真にいいねされても、ポイントが貯まります。アプリの「探す」にある注目Snapには、ポートレートやグルメ、海のある風景のようなテーマが並び、ほかの人がどう撮っているかを眺められます。

家族の顔がはっきり写った写真は、年賀状と家族のアルバムにとどめ、ポイシャには顔の写らない写真を選ぶと安心です。ポイシャでは、ネットから保存した画像やスクリーンショットは投稿できません。年賀状のテンプレートに入れた画像も、自分で撮った写真そのものではないので、元の写真のほうを出します。投稿できない写真の種類はポイシャに出してはいけない写真にまとめています。
タイマーで続けて撮った似た写真を何枚も投稿するのはやめてください。ポイシャでは、同じ画像や少し変えただけの画像の繰り返し投稿を禁止しています。
似た写真がどこから問題になるかはポイシャで同じ写真は警告になる?で紹介しています。家の近くで撮った写真は、出す前にポイシャに出す前に位置情報を消すの手順で位置情報を外しておきます。お正月に入ったら、初詣で先に残す写真|2027年のお参りの順番で撮る写真も投稿の候補になります。
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年賀状の写真でよくある質問

まとめ

2027年用の年賀状は12月20日から受け付けが始まり、元日に届けるなら12月27日までの投函が目安です。そこから逆に数えて、写真は12月上旬までに撮り終えておきます。撮る前に縦と横、載せる枚数、文字の余白を決め、スマホは1倍で、昼の明るい光の中で撮ります。
家族写真はタイマーを10秒にして、撮るたびに拡大して目と顔を確かめます。未年らしい羊の小物を1つ入れれば、その年の年賀状になります。デザインに入れる前には、印刷する前に確かめることで写真の大きさと明るさを見ておいてください。

