寒くなって鍋を出した夜、スマホで撮った写真を見返すと、鍋の中は茶色っぽく沈み、白菜も豆腐も同じ色のかたまりに見えます。湯気も写っていません。食卓ではあんなにおいしそうだったのに、写真では伝わりません。
鍋の写真の撮り方は、撮るタイミングと食卓の明るさでほぼ決まります。煮る前に具材を並べた鍋を1枚撮る。蓋を開けた2〜3秒の湯気を連写する。鍋を照明の真下に寄せる。この3つで、具材の色と湯気がそろった1枚になります。この記事では、2026年の立冬の日、具材の並べ方、夜の食卓の暗さの直し方から、寄せ鍋の角度、カセットこんろの注意まで、家の鍋をスマホで撮るコツを紹介します。
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2026年の立冬は11月7日(土)。鍋は日が沈んだあとの食卓で撮る

2026年の立冬は11月7日(土)です。暦の上ではこの日から冬になります。
立冬は二十四節気のひとつで、2026年は11月7日の18時52分に冬に入ります。次の小雪は11月22日です(国立天文台 暦要項)。2026年は土曜日なので、家族がそろう夕食に、その冬はじめての鍋を囲む家も多いでしょう。
このころの日の入りは、東京で夕方4時40分ごろです。夕食の鍋を撮るときには、窓の外はもう暗く、明かりは部屋の照明だけになります。昼の料理写真でよく言われる「窓の光で撮る」は使えません。鍋の写真が暗く、茶色っぽく写るのはこのためで、直し方は夜の食卓の暗さを直すで紹介します。
煮る前に、具材を並べた鍋を1枚

鍋の具材の色がいちばんはっきりしているのは、火にかける前です。煮えると白菜はしんなりして透け、春菊は黒っぽい緑に、にんじんも色が沈みます。煮えた鍋だけを撮ると、どれも似た色に見えてしまうので、具材を並べ終えた直後に真上から1枚撮っておきます。
並べるときは、同じ具材をひとまとめにして、隣どうしの色が違うようにします。寄せ鍋なら次のように置くと、真上から見たときに色が分かれます。
- 白(白菜・豆腐・ねぎの白い部分)は奥と左右に分けて置く
- 緑(春菊・水菜・ねぎの青い部分)は白の隣に
- 赤(にんじん・えび・鮭)は手前と奥で離して置く
- 茶色(しいたけ・鶏肉・つみれ)は白と白の間に
- 真ん中に、飾り切りのしいたけか、にんじんの花形を1つ

白菜や豆腐が多い鍋は、写真では白っぽく、ぼんやりして見えます。にんじんを数枚足すだけでも、写真の印象は変わります。具材は鍋のふちより少し高く盛ると、斜めから撮ったときに厚みが出ます。
並べた鍋を撮るのは、だしを入れる前でも入れたあとでもかまいません。だしを入れたあとは、表面に照明が映り込むので、映り込みが具材に重ならない向きを探します。
湯気は蓋を開けた2〜3秒

鍋の湯気がいちばん多いのは、煮えた鍋の蓋を開けた瞬間です。白い湯気が一気に上がり、2〜3秒で薄くなります。蓋を開けたまま煮ている間の湯気は細く、写真ではほとんど見えません。湯気を撮るなら、蓋を開ける瞬間に合わせます。
この数秒は、1人では撮れません。蓋を開ける人と撮る人を分け、撮る人は開ける前から鍋に向けて構えて、連写かLive Photosで押し続けます。湯気は、後ろが暗いほど白く浮かび、後ろが白い壁や明るい窓だと消えます。冬は部屋が乾いているほど湯気が薄くなるので、暖房を強くしすぎないことも効きます。背景と光の当て方は、焼き牡蠣をスマホで撮る|2026年は11月1日からやクリスマスごはん|スマホで残したい料理の順でも紹介しています。
レンズは鍋の真上に出さない
蓋を開けた瞬間の湯気の中にスマホを入れると、レンズがすぐ白く曇ります。曇ったまま撮ると、湯気どころか写真全体がもやの中のように写ります。湯気を撮るときは、鍋の斜め前から少し離れて構え、2倍に寄せて撮ります。湯気はとても熱いので、手とスマホを守る意味でも真上には出しません(カセットこんろと撮影の注意)。
背景をぼかすポートレートモードは、湯気を背景と一緒に消してしまうことがあります。湯気を撮るときは、通常の写真モードを使います。
夜の食卓の暗さを直す

鍋は深い器なので、天井の照明が少しずれているだけで、鍋のふちの影が具材の上に落ちます。夜の食卓の鍋が暗く写るのは、部屋が暗いからだけではなく、鍋の中に光が届いていないからです。直すのは、鍋の位置、手前の白い紙、照明の色の3つです。

鍋を照明の真下に寄せる
撮るときだけ、鍋を照明の真下か、真下より少し奥にずらします。照明が鍋の少し奥にあると、光が具材の表面を後ろからなでて、つやと湯気が出ます。反対に、照明が撮る人の頭の後ろにあると、スマホと自分の影が鍋に落ちます。撮り終えたら、こんろごと元の位置に戻してください。
手前に白い紙を立てる
照明を奥に置くと、今度は鍋の手前側が暗くなります。鍋の手前の左右どちらかに、白い画用紙やコピー用紙を立てて、照明の光を返します。スマホの画面で見ながら、手前の具材が明るくなる角度に紙を傾けます。白いナプキンやメニュー表を立てかけても代わりになります。紙はこんろの火から離して置きます。
照明の色をそろえる
天井の白い照明と、電球色のペンダントライトや間接照明を両方つけていると、鍋の片側だけ青白く写ります。撮るときはどちらかを消して、色をそろえます。鍋は電球色のほうが温かく見えます。明るさは、鍋の中の具材をタップしてピントを合わせ、iPhoneなら横に出る太陽マークを上下にずらして決めます(Androidは機種で操作が違います)。色と明るさの整え方は【スマホ】美味しそう!に撮る写真テクニックで集客UPも参考になります。
暗いからといってナイトモードやフラッシュを使うのは避けます。ナイトモードは数秒かけて撮る間に湯気が流れて白いもやになり、フラッシュはだしの表面がてかって具材が平たく写ります。
寄せ鍋は斜め45度、全体は真上

鍋の写真は、撮る角度で写るものが変わります。何を見せたいかで、2つの角度を使い分けます。
- 斜め45度:煮えた寄せ鍋と湯気
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煮えた鍋は、具材の高さとだしの照り、上がる湯気を見せたいので、座ったままの目線より少し高い斜め45度くらいから撮ります。鍋のふちが画面の手前で少し切れるくらいまで寄ると、鍋の中がいっぱいに写ります。近づきすぎると湯気でレンズが曇るので、少し離れて2倍で寄せます。料理を斜めから撮る基本はFoodie(フーディー)の使い方!料理写真をおいしそうに撮る手順でも紹介しています。
- 真上:並べた具材と食卓全体
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煮る前の具材の並びや、取り皿・薬味・ご飯まで入れた食卓全体は、真上から撮ると形がそろって見えます。椅子の上には乗らず、立ち上がって両腕を伸ばし、スマホを水平にして撮ります。0.5倍の広角にすると端の器がゆがむので、1倍のまま入る範囲に収めます。火にかけている間は真上に手を出さないので、真上は火をつける前に撮ります。
取り分けた器と締めも1枚
鍋そのものより、取り分けた器のほうが撮りやすいことがあります。とんすいや小鉢に、白菜、肉、にんじんを1つずつ見えるように盛り、おたまですくうところや、箸で持ち上げたところを撮ります。手元が入ると、食卓のにぎやかさが伝わります。
締めの雑炊やうどんは、卵を回し入れて蓋をし、蓋を開けた瞬間がもう一度の撮りどころです。最初の鍋とは色も形も違うので、別の1枚になります。
鍋の写真を1枚撮る手順

ここまでを、鍋の準備から食べ始めるまでの順に並べます。
食卓の照明の真下か少し奥に、カセットこんろを置きます。白い照明と電球色の照明が混ざっていたら、どちらかを消します。
同じ具材をまとめ、隣どうしの色が違うように並べます。立ち上がって両腕を伸ばし、真上から1枚撮ります。
鍋の手前の左右どちらかに白い紙を立てます。指の脂がついたレンズは光がにじむので、メガネ拭きなどで拭いておきます。
斜め前から2倍で構え、具材をタップして明るさを決めてから、「せーの」で蓋を開けてもらいます。開けた瞬間から2〜3秒、連写で押し続けます。
最初の1杯を器に盛って寄ります。撮り終えたら、こんろを食べやすい位置に戻して、温かいうちに食べてください。
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カセットこんろと撮影の注意

写真のために鍋やこんろを動かすと、ふだんとは違う置き方になりがちです。撮るときは、次のことに気をつけます。
カセットこんろ全体を覆うような大きな鍋や鉄板は使わないでください。ボンベが熱くなって破裂するおそれがあると、NITE(製品評価技術基盤機構)が注意を呼びかけています(家電Watch)。
- こんろは火をつける前に動かし、火がついている間は動かさない
- スマホはこんろの横や鍋のふちに置かない
- レフ板にする紙は火から離して立てる
- 小さな子どもがいる食卓では、撮るより先にこんろの位置を決める
だしが煮立つと、細かいしぶきがレンズや画面に飛びます。撮り終えたらスマホを鍋から離れたテーブルの端に置き、食べ終わったあと、もう一度レンズを拭いておくと、次に撮る写真がにじみません。
立冬の鍋の写真をポイシャに

鍋の日には、並べた具材、蓋を開けた湯気、取り分けた器、締めの雑炊と、色も形も違う写真が何枚も撮れます。冬のあいだは何度も鍋をするので、寄せ鍋、キムチ鍋、豆乳鍋と、中身ごとの写真もたまっていきます。
ポイシャは、撮った写真をそのまま投稿できる画像SNSです。ほかの人の写真にいいねしても、自分の写真にいいねされても、ポイントが貯まります。「探す」の注目Snapには、グルメなどのテーマ別のタイルが並び、ほかの人がどんな料理の写真を撮っているかを眺められます。初めて投稿する写真の選び方はポイシャ初心者は何を投稿する?手元の写真から選ぶで紹介しています。

ポイシャに出せるのは、自分で撮った写真です。レシピサイトやほかの人のSNSから保存した鍋の画像、スクリーンショットは投稿できません。投稿できない写真の種類はポイシャに出してはいけない写真で紹介しています。鍋を囲む家族の顔や、部屋の窓の外の景色が写っている写真は、出す前に確かめてください(家族写真を出すとき、顔と名札を確認する)。
連写した湯気の写真を、何枚も続けて投稿するのはやめてください。ポイシャでは、同じ画像や少し変えただけの画像の繰り返し投稿を禁止しています。
連写からは、湯気がいちばんきれいな1枚だけを選びます。煮る前の真上の写真と、取り分けた器の写真のように、撮った物や場面がはっきり違う写真は別の1枚です。似た写真がどこから問題になるかはポイシャで同じ写真は警告になる?で紹介しています。
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鍋の写真でよくある質問

まとめ

2026年の立冬は11月7日(土)。夕食の鍋は、窓の光がない夜の食卓で撮ることになります。鍋の写真の撮り方は、次の5つに絞れます。
- 火をつける前に、色分けして並べた具材を真上から
- 湯気は蓋を開けた2〜3秒を、斜め前から連写
- 鍋を照明の真下か少し奥へ、手前に白い紙
- 照明の色をそろえ、具材をタップして明るさを決める
- 大きな鍋でカセットこんろを覆わない
立冬の夜に鍋を出したら、まずこんろを照明の下に置いて、鍋の写真を1枚撮る手順どおりに撮ってみてください。撮り終えたら、冷めないうちに食べるのも忘れずに。

