「タイムズペイ」という名前は見かけるものの、何のサービスなのか分かりにくい。個人が使うものなのか、店舗向けなのかで迷っている方も多いはずです。
実際のところ、タイムズペイには2つのサービスがあります。ひとつは、個人がタイムズの各種サービスで使う決済機能。もうひとつは、店舗がキャッシュレス決済を導入するための店舗向けサービスです。
同じ「タイムズペイ」でも、内容はかなり違います。まずは全体像を整理したうえで、個人向けと店舗向けをそれぞれ見ていきましょう。
タイムズペイは2種類!あなたに合うのはどっち?
最初に押さえたいのは、タイムズペイが1つのサービス名ではないという点です。個人としてタイムズのサービスを便利に使いたいのか、店舗として決済手段を増やしたいのかで、見るべき内容が変わります。
【早わかり】個人向け?店舗向け?タイムズペイのサービス概要
まずは、2種類のタイムズペイがそれぞれ何をするサービスなのかを整理します。
- 個人利用者向けタイムズペイ:
タイムズパーキングやタイムズカーなど、パーク24グループの各種サービスで使える共通のオンライン決済機能です。タイムズクラブアプリや各サービスのWebサイトでクレジットカードを登録しておけば、支払いをまとめて管理しやすくなります。利用金額に応じてタイムズポイントが貯まるため、タイムズのサービスを使う機会が多い人ほどメリットを感じやすい仕組みです。 - 店舗事業者向けタイムズペイ:
こちらは、飲食店や小売店などがキャッシュレス決済を導入するための店舗向けサービスです。クレジットカードや電子マネーでの支払いに対応できるようになり、会計の選択肢を広げられます。加えて、タイムズパーキングの「駐車サービス券」を発行できる機能があるのが特徴です。
店舗向けタイムズペイは、決済アプリ入りのタブレット、カードリーダー、モバイルプリンターの3点がセットで届きます。4G回線契約済み・通信設定済みの状態なので、導入準備の負担を抑えやすいのも利点です。
自分が知りたいのが個人向けか、店舗向けかで、ここから先の見方も変わってきます。次の章からは、それぞれを分けて確認していきます。
【個人利用者向け】タイムズペイ:タイムズサービス共通の便利な決済手段
まずは個人向けのタイムズペイです。タイムズの複数サービスで共通して使える決済手段として用意されており、支払いをまとめたい人には使いやすい仕組みになっています。
個人向けタイムズペイで何ができる?対象サービス一覧
個人向けタイムズペイは、駐車場だけの機能と思われがちですが、実際は対象サービスが広めです。一度クレジットカードを登録しておけば、サービスごとに支払い情報を入力する手間を減らせます。
代表的な対象サービスは次のとおりです。
- タイムズパーキング(時間貸駐車場): 全国のタイムズパーキングで、精算機での支払いに利用できます。(※1)
- タイムズパーキング キャラバン: キャンピングカーなどが利用できる駐車場サービスでも使えます。(※1)
- タイムズの駐車場予約サービス: 事前予約時の決済に便利です。
- タイムズのB(予約できる駐車場): 個人宅の空きスペースなどを借りる駐車場シェアサービスの決済に使えます。
- タイムズカーレンタル: レンタカー利用料金の支払いに対応しています。
- タイムズロードサービス: 会員向けロードサービスの料金支払いに使えます。
- お出かけeクーポン: レジャー施設などの電子クーポン購入にも対応しています。
- タイムズペイ加盟店: 「Times PAY」のステッカーがある店舗では、VisaかMastercardブランドのクレジットカードを登録したタイムズペイで支払いができます。(※1)(※2)
(※1)タイムズクラブアプリが必要になる場合があります。
(※2)お支払い可能なクレジットカードは、Visa・Mastercardのみです。
(※一部対象外のサービスや駐車場がある場合もありますので、ご利用前にご確認ください。)
タイムズを日常的に使う人ほど、共通で使える便利さを実感しやすいでしょう。
タイムズパーキングでの使い方と注意点
利用シーンとして特に多いのが、タイムズパーキングでの支払いです。ここは事前に流れを知っておくと、現地で迷いにくくなります。
タイムズクラブアプリでタイムズペイにクレジットカードを登録しておけば、精算機でタイムズクラブカードをかざす、またはアプリ画面を提示することで支払いを進められます。現金の用意やカードの出し入れを減らせるのが大きな利点です。
タイムズパーキング利用時の注意点としては、
- タイムズクラブアプリが必須: タイムズパーキングでタイムズペイを使うには、基本的にタイムズクラブアプリが必要です。事前にダウンロードし、会員登録とクレジットカード登録を済ませておきましょう。
- 登録できるクレジットカードは3Dセキュア対応のみ: 本人認証サービス「3Dセキュア」に対応したクレジットカードが必要です。対応状況が分からない場合は、カード会社に確認したほうが確実です。
- 登録できるクレジットカードは1枚のみ: 複数のカードを使い分けたい人は、この点を先に把握しておく必要があります。
- 同一カードの複数アカウント登録は不可: 1枚のクレジットカードを複数のタイムズクラブアカウントで共有することはできません。
- 一部、タイムズペイに対応していない駐車場も存在します: 多くのタイムズパーキングで利用できますが、すべてではありません。初めて使う駐車場では、精算機の案内表示を確認しておくと安心です。
- 通信環境もチェック: アプリを使う以上、スマートフォンの通信状況が不安定だと手間取ることがあります。地下や立体駐車場では、事前にアプリを開いておくとスムーズです。
その他のタイムズサービスでの利用シーン
タイムズペイは、駐車場以外でも使う場面があります。
- 駐車場予約(タイムズの駐車場予約サービス、タイムズのB): 目的地近くの駐車場を予約する際、事前決済までまとめて済ませられます。当日の入出庫をスムーズにしたい人に向いています。
- カーシェア(タイムズカー): 利用料金の支払いを自動化できるため、返却時に別の手続きを挟まずに済みます。
【追記】ただし、「タイムズカー」の利用料金は、Times PAYとは別にクレジットカードの登録が必要になる場合があります。詳しくは各サービスの公式サイトで確認してください。 - ロードサービス(タイムズロードサービス): 車のトラブル時でも、支払いをキャッシュレスで進めやすくなります。急いでいる場面では、この違いが意外と大きいです。
- お出かけeクーポン: レジャー施設や飲食店などで使える電子クーポンの購入にも使えます。
- タイムズペイ加盟店でのお買い物: 街の加盟店でも、VisaまたはMastercardブランドのクレジットカードを登録していれば利用可能です。
使える場所をまとめて把握しておくと、登録する価値があるか判断しやすくなります。
個人向けタイムズペイのメリット:ポイントも貯まる!
個人向けタイムズペイのメリットは、支払いの手間を減らせることと、ポイント面の相性がいいことです。
- クレジットカード登録の簡便化: 一度タイムズペイにクレジットカード情報を登録すれば、対応サービスで共通して使えます。サービスごとに登録し直す必要がないのは、利用回数が増えるほど便利です。
- キャッシュレス決済: 現金を持ち歩かなくても支払いを進められ、会計もスピーディーになります。
- タイムズポイントの付与・利用: タイムズペイで支払った分も、対象サービスではタイムズポイントが貯まります。タイムズパーキングや関連サービスの利用が多い人なら、ポイントの差がじわじわ効いてきます。貯まったポイントをどこで使えるかも含めて見ておくと、より使い分けしやすくなります。
- タイムズクラブ会員特典も: タイムズペイの利用にはタイムズクラブへの入会が前提です。入会金・年会費は無料で、会員向けの優待やキャンペーン対象になることもあります。
普段からタイムズの駐車場や関連サービスを使う人なら、登録しておく意味は十分あります。逆に、ほとんど使わない人は、対応サービスの利用頻度を見て判断するとよいでしょう。
個人向けタイムズペイの登録方法とかんたん利用手順
登録自体はそこまで複雑ではありません。必要なものが揃っていれば、手続きは短時間で進めやすいです。
事前に準備するもの
- 本人認証サービス(3Dセキュア)に対応したクレジットカード: セキュリティの都合上、3Dセキュア対応カードのみ登録できます。
- タイムズクラブのアカウント: まだ会員でない場合は、先にタイムズクラブへの会員登録を済ませます。入会金・年会費は無料です。
かんたん登録ステップ
- タイムズクラブにログイン: まずはタイムズクラブの公式サイトやアプリからマイページにログインします。
- Times PAYの登録ページへ: マイページ内にあるTimes PAYの登録メニューを選択します。
- クレジットカード情報を入力: 画面の案内に沿って、3Dセキュア対応クレジットカードの情報を入力します。
- 本人認証(3Dセキュア): カード会社の本人認証画面に進み、必要事項を入力して認証を完了させます。
- 登録完了!: これでTimes PAYへのクレジットカード登録は完了です。
実際に使うときは、サービスごとの案内に従ってタイムズクラブカードを提示するか、タイムズクラブアプリのデジタル会員証を表示すればOKです。対応サービスでは、都度カード情報を入力しなくて済む場面が増えます。
個人向けタイムズペイ利用時の注意点
便利な仕組みですが、登録前に知っておきたい注意点もあります。
- 登録できるクレジットカードの条件: 前述の通り、本人認証サービス(3Dセキュア)に対応したクレジットカードが必要です。詳細条件は公式サイトで確認しておくと安心です。
- 登録枚数制限: 登録できるクレジットカードは1枚のみです。
- クレジットカードの共有について: 同一のクレジットカードを、複数人がそれぞれのタイムズペイアカウントに登録することはできません。
- 一部対象外サービス・駐車場: すべてのタイムズサービスや駐車場で使えるわけではありません。「タイムズカー」や「月極駐車場」は、別にクレジットカード登録が必要になる場合があります。ここは混同しやすいので、利用前の確認が必要です。
- セキュリティ: クレジットカード情報を登録するため、タイムズクラブIDやパスワードの管理は厳重に行いましょう。
登録前に条件を一度確認しておけば、あとで「思っていた使い方と違った」となりにくくなります。
個人向けタイムズペイの解約・退会方法
タイムズペイを使わなくなった場合は、登録しているクレジットカード情報の削除を行います。個人向けタイムズペイは、タイムズクラブの会員情報にひもづく仕組みです。
そのため、実質的な解約は、タイムズクラブのマイページからクレジットカード情報を削除することになります。削除後は、タイムズペイ経由の支払いができなくなります。
具体的な手順は以下の通りです。
- タイムズクラブの公式サイトにアクセスし、マイページにログインします。
- 会員情報や登録情報といったメニューの中から、「クレジットカード情報」や「お支払い方法」に関連する項目を探します。
- 登録されているクレジットカード情報を確認し、「削除」や「変更」といったボタンから手続きを行います。
タイムズクラブ自体も退会する場合は、マイページ内の「退会手続き」から進めます。ただし、退会すると保有しているタイムズポイントが失効するなどの影響があるため、先に確認しておいたほうがよいでしょう。
解約・退会時の注意点
- クレジットカード情報を削除しても、タイムズクラブ会員資格は残ります。
- タイムズカーや月極駐車場など、別途クレジットカード登録が必要なサービスを使っている場合は、それらの支払い設定に影響しない可能性があります。
- 手続き方法や規約は変更されることがあるため、最新情報は公式サイトのヘルプやFAQで確認してください。
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【店舗事業者向け】タイムズペイ:集客にも繋がるキャッシュレス決済システム
ここからは店舗向けタイムズペイです。これは単に決済手段を増やすだけでなく、駐車サービス券の発行機能まで含めて考えられるのが特徴です。
「キャッシュレス決済を入れたいが準備が大変そう」「月額費用や端末代が気になる」「スタッフが操作できるか不安」といった店舗側の悩みに対して、導入しやすさを打ち出しているサービスと言えます。
店舗向けタイムズペイ導入の大きなメリットとは?
店舗向けタイムズペイのメリットは、決済対応の広さだけではありません。特に、駐車場との相性がよい業種では導入理由がはっきりしやすいです。
- 集客アップに直結!「駐車サービス券」発行機能: タイムズならではの特徴で、来店促進に使いやすい機能です。
- 多様な決済手段に対応: クレジットカードに加えて、主要な電子マネーにも対応します。
- 始めやすい料金プラン: 初期費用や月額固定費、端末代が無料になるプランが用意されることがあります。
- カンタン操作の専用端末: 持ち運びしやすく、店内の運用にもなじみやすい構成です。
- 手厚いサポート体制: 導入後の運用面も含めて相談しやすいのが利点です。
どのメリットが大きいかは、店舗の立地や客層で変わります。次から順に見ていきます。
【他社にはない強み】タイムズパーキング「駐車サービス券」発行機能で集客アップ!
店舗向けタイムズペイで特に注目されやすいのが、タイムズパーキングで使える電子駐車サービス券(タイムズチケット)を端末から発行できることです。
車で来店するお客様にとって、駐車料金は無視しにくいコストです。行きたい店があっても、駐車場代が気になって来店をためらうことは珍しくありません。
そこで、会計に応じて駐車サービス券を付けられると、来店のハードルを下げやすくなります。
- 「当店で3,000円以上お買い上げのお客様に、近隣のタイムズパーキング1時間無料券プレゼント!」
- 「美容室ご利用のお客様に、駐車料金200円分割引!」
といった施策を、会計とあわせて運用しやすくなります。
特に、駅前や繁華街のように駐車料金が高いエリア、あるいは郊外で車来店が多い店舗では相性がよい機能です。飲食店、美容室、クリニックのように滞在時間が長くなりやすい業種でも、来店理由のひとつになりやすいでしょう。
幅広い決済ブランド対応で機会損失を防ぐ
会計時に「この支払い方法は使えますか」と聞かれる場面は少なくありません。使えない決済手段が多いと、そのまま販売機会を逃すこともあります。
- クレジットカード: Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover といった主要な国際6ブランドに対応。国内客だけでなく、訪日客の会計にも対応しやすくなります。
- 電子マネー: SuicaやPASMOなどの交通系IC、nanaco、WAONに対応。日常的に電子マネーを使うお客様が多い店舗では、導入効果を感じやすい部分です。
- QRコード決済: (※対応状況はプランや時期によって変動する可能性があるため、最新情報を公式サイトでご確認ください。)
- タイムズクラブアプリ決済: タイムズのサービスをよく使う顧客にとっては使い慣れた決済手段のひとつです。
どの決済手段を重視すべきかは、客層で変わります。オフィス街ならクレジットカード、住宅街や駅近なら交通系ICの利用が多いなど、店舗ごとの差が出やすい部分です。
初期費用・月額固定費・端末代が無料のプランも
キャッシュレス決済を導入するときに悩みやすいのが、端末代や月額費用です。タイムズペイでは、初期費用・月額固定費・端末代が無料になるプランが用意されることがあります。
さらに、通信費も含めて固定費を抑えやすい構成になっているため、最初の負担を重くしたくない店舗には検討しやすい条件です。(※プラン内容やキャンペーンは変更される場合があるので、必ず最新情報をご確認ください。)
一般的な決済サービスでは、端末代や月額利用料がかかるケースもあります。その点、初期コストを抑えて始めたい店舗には比較しやすい選択肢です。
まず試したい店舗、導入ハードルを下げたい店舗には向いています。
オールインワン端末で操作も簡単、持ち運びも可能
提供される端末は、導入しやすさと運用のしやすさを意識した構成です。
- オールインワンパッケージ
キャッシュレス決済に必要な決済アプリ入りのタブレット、カードリーダー、モバイルプリンターの3点がセットで提供されます。さらに、4G回線契約済み・通信設定済みの状態で届くため、機器の準備や通信設定に時間を取られにくいのが利点です。 - プリンター搭載: レシートプリンターが内蔵またはセットになっているため、別途用意する必要がありません。会計の流れを止めずに印刷しやすい構成です。
- 持ち運び可能: レジだけでなく、テーブル会計や移動販売、イベント会場など、設置場所を固定しにくい業態でも使いやすい端末です。
- 簡単操作: タブレット画面を中心に操作するため、専用端末に不慣れなスタッフでも扱いやすい設計です。
通信はauの4G回線を使用するため、店舗Wi-Fiに依存せず決済しやすい点も実務では助かります。
実際の運用では、端末の扱いを最初に共有しておくことが重要です。ここを曖昧にすると、混雑時に会計が止まりやすくなります。
- 各機器の役割と電源
- タブレット: 決済操作や設定変更など、中心になる機器です。電源ボタンの位置は最初に確認しておきましょう。
- カードリーダー: クレジットカードの読み取りや暗証番号入力に使います。会計中に慌てないよう、電源位置を把握しておく必要があります。
- プリンター: 決済レシートを印刷する機器です。こちらも電源位置を確認しておきます。
- 毎日の充電がマスト!
会計中に端末の充電が切れると、その場の対応が一気に止まります。充電を始めても、使用可能になるまで10分~15分程度かかることがあるため、営業終了後や開店前に毎日充電する運用にしておくのが無難です。- タブレットの充電: 本体下部の差し込み口に付属のマイクロUSBケーブルを接続。ディスプレイに充電マークが表示されればOK。
- カードリーダーの充電: 本体上部の差し込み口にUSBケーブルを接続。ディスプレイに充電マークが表示されればOK。
- プリンターの充電: 本体左側面のUSBコネクターカバーを開けてUSBケーブルを接続。充電中はパワーLEDが橙色に点灯し、完了すると緑色に変わります。
- 感熱ロール紙のセットも簡単
プリンター右側のグレーのボタンを押してカバーを開け、感熱ロール紙をセットします。紙の先端が手前に出る向きで入れるのがポイントです。紙送りが必要なときは緑のボタンを押します。 - カードリーダーのスリープエラーに注意
カードリーダーは、省電力のため操作がないまま約3分経過すると自動的にスリープモードに入ります。スリープ状態のまま決済を始めるとエラーが出るため、会計前に解除しておくとスムーズです。
もしスリープエラーが出た場合は、カードリーダーの数字キーを押して解除し、液晶に「タイムズペイ」と表示されたら、タブレット側の「リトライ」をタッチします。
こうした基本操作は、導入時にスタッフ全員で一度触っておくと実務で困りにくくなります。
タイムズのキャッシュレス決済サービス Times PAY …
店舗向けタイムズペイの対応決済ブランドと手数料
店舗運営では、どの支払い方法に対応できるかが売上に直結します。現金のみだと、それだけで購入を見送るお客様が出ることもあります。
店舗向けタイムズペイは、主要なクレジットカード、電子マネー、タイムズクラブアプリ決済に対応している点が特徴です。加えて、手数料がどの程度かかるかも導入判断の重要な材料になります。
クレジットカード決済手数料
店舗側にとって気になりやすいのが、クレジットカード決済の手数料です。利用頻度が高いだけに、ここは事前に確認しておきたい項目です。
タイムズペイのクレジットカード決済手数料は、カードブランドや契約内容によって変わる可能性があります。公式サイト上で一律の料率が明示されていない場合もあるため、申込前の確認が欠かせません。
一般に、キャッシュレス決済サービスの手数料は3%前後がひとつの目安とされます。ただし、実際の条件は契約内容で変わるため、相場だけで判断しないほうが安全です。
重要なのは、最新かつ正確な情報を入手することです。 導入を検討する段階では、公式サイトの案内だけで済ませず、資料請求や問い合わせで自店舗の条件を確認しておくのが確実です。
電子マネー・QRコード決済の手数料
電子マネーやQRコード決済も、今では無視しにくい支払い手段です。店舗の客層によっては、クレジットカード以上に利用されることもあります。
電子マネーやQRコード決済の手数料は、一般にクレジットカードよりやや低いケースもありますが、ブランドや契約条件で異なります。タイムズペイでは、交通系IC、nanaco、WAONといった主要な電子マネーに対応しています。
QRコード決済の対応状況や手数料は、時期やプランで変わる可能性があります。手数料だけを見るのではなく、駐車サービス券発行機能のような付加価値も含めて比較すると、判断しやすくなります。
店舗向けタイムズペイの導入フローと審査
導入までの流れは、極端に複雑というわけではありません。必要書類を揃えられるかどうかが、まず最初のポイントになります。
- お問い合わせ・資料請求: まずは公式サイトから問い合わせ、条件や資料を確認します。
- お申し込み: 導入を決めたら、Webまたは郵送で申し込みます。法人か個人事業主かで必要書類が変わります。
- 法人契約の場合: 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)、代表者の本人確認書類など。
- 個人事業主契約の場合: 開業届、代表者の本人確認書類、店舗の実在を確認できる書類など。
- 審査: タイムズペイおよび各決済ブランドによる審査が行われます。事業内容や店舗の実在性などが確認対象になると考えられます。審査期間は数週間程度が一般的です。
- 端末の発送・到着: 審査通過後、決済端末が発送されます。
ログインIDと初回パスワードは端末とは別送になるため、受け取り後に混同しないよう保管しておきましょう。 - 初期設定・利用開始: 端末到着後に初期設定を済ませれば、利用開始できます。
審査に不安がある場合でも、必要書類を整理して正確に申し込むことが先です。曖昧な点があるなら、申込前に確認しておくと手戻りを減らせます。
タイムズペイ スムーズな利用開始のためのログインとパスワード管理
端末が届いたら、最初にログイン設定を行います。ここでつまずかないよう、基本の流れと注意点を押さえておきましょう。
- 初回ログインとパスワード変更
- タブレットの電源を入れ、ホーム画面にあるタイムズペイのアイコンをタッチします。
- 別途送られてきた書類に記載のログインIDと初回パスワードを入力してログインします。「パスワード表示」にチェックを入れると、入力内容を確認しながら進められます。
- カードリーダーのスリープを解除しておきます。
- 初回ログイン後は「接続端末の選択」画面が表示されるので、画面をタッチしてカードリーダーと接続します。
- 「初回パスワードが有効期限切れです」というメッセージが表示されますが、初期設定時の仕様です。「OK」をタッチします。
- パスワード再設定画面で、現在のパスワード(初回パスワード)と、新しいパスワードを入力して再設定します。新しいパスワードは、半角で大文字・小文字・数字・記号のうち3種類以上を使い、8文字以上で設定します。
- キーボード操作:記号/数字/アルファベットの切り替えボタン、大文字/小文字の切り替えボタン(上向き矢印)を必要に応じて使います。
- パスワード再設定後、トップメニュー画面が表示されればログイン完了です。
- ログイン・パスワードに関する注意点
- ログインID/初回パスワードの入力ミス: 6回連続で間違えるとアカウントがロックされ、サポートセンターでの解除が必要になります。入力は慎重に行いましょう。
- 自動ログアウト: セキュリティのため、7日間利用がないと自動的にログアウトされます。その場合は、ログインIDとパスワードで再ログインが必要です。
- パスワードの有効期限: パスワードの有効期限は90日です。継続利用するなら定期的な変更が前提になります。
- パスワード変更ルール: 有効期限が近づくと変更を促すメッセージが表示されます。新しいパスワードは、直近4回使用したものは設定できず、同じパスワードも3回以上連続で設定できません。有効期限切れになると、新しいパスワードを設定するまで他の操作ができなくなる点にも注意が必要です。
ログイン情報の管理は地味ですが、実務ではかなり重要です。担当者しか分からない状態にせず、店舗内で管理方法を決めておくと運用しやすくなります。
ここでは、店舗でタイムズペイ端末を使って実際に決済を行う際の基本操作と、取消・返品時の処理について整理します。
1. クレジットカード決済の操作手順
クレジットカード決済の基本的な流れは次の通りです。
- 準備: タブレットとカードリーダーのスリープを解除します(電源ボタンを軽く押す)。
- 決済開始: アプリのトップメニューから「クレジットカード決済」をタッチします。
- 金額入力: 決済金額を入力し、「確定」をタッチします。
- カード挿入: タブレットの案内に従い、お客様のクレジットカードをカードリーダーに差し込んでもらいます。
- 支払方法選択: カードを差し込むと支払い方法(一括、分割など)を選ぶ画面が表示されるので、お客様に選んでもらい、「OK」をタッチします。
- 入力を誤った場合は、「キャンセル」または右上の「中止する」ボタンで戻れます。
- 暗証番号入力: 「暗証番号を入力してください」と表示されたら、カードを挿入したままのカードリーダーをお客様に渡し、4桁の暗証番号と緑のチェックボタンを押してもらいます。
- 注意! 暗証番号は1分以内に入力しないとエラーになります。
- サイン決済の場合: お客様が暗証番号を忘れた場合は、サイン決済に変更できます。数字ボタンは押さず、緑のチェックボタンのみを押してもらいます。その後、タブレットに指でサインしてもらい、「入力完了」ボタンを押します。
- タブレットの「画面を横にする」ボタンを使うと、サインしやすくなります。署名中に誤って入力完了を押さないよう注意が必要です。
- 決済完了: 「決済が完了しました」という画面が表示されれば完了です。お客様にカードリーダーからクレジットカードを抜いてもらいます。
- レシート印刷: 「レシート印刷」をタッチし、「お客様控え」「加盟店控え」の両方にチェックが入っていることを確認したうえで印刷します。
- レシートはお客様控え、加盟店控えの順に印刷されます。「引き続き加盟店控えを印刷します」というポップアップが出たらタッチして続けます。
- お渡しと終了: 先に印刷されたお客様控えを渡し、取引終了後は必ず右上の「トップへ戻る」をタッチしてトップメニューに戻ります。
2. 電子マネー決済の操作手順
交通系ICやnanaco、WAONなどで支払う場合の基本的な流れです。
- 準備: カードリーダー、タブレット、プリンター全ての電源が入っていることを確認します。
- 重要! 電子マネー決済はレシートが自動で印刷されるため、プリンターの電源もONである必要があります。
- 決済開始: トップメニューに黄色の「電子マネー決済」ボタンが表示されていたらタッチします。
- 金額入力: 決済金額を入力し、「確定」をタッチします。
- 電子マネー種類選択: 対応している電子マネー(交通系IC、nanaco、WAONなど)の中から、お客様が使うものを選択します。
- 交通系ICは種類が多いため、対応カード一覧を手元に置いておくと案内しやすくなります。
- カード読み取り: カードリーダー端末が点滅したら、音が鳴るまでお客様の電子マネーカードをかざしてもらいます。
- 決済完了: 決済が完了すると、自動的にレシートが印刷されます。
- 重要! 電子マネー決済は、ICカード残高から瞬時に決済されます。そのため、クレジットカードのような取消処理はできません。金額入力や支払い手段の確認は、決済前に済ませておく必要があります。
- 注意! タイムズペイ端末では、電子マネーのチャージ(入金)はできません。
3. 電子マネーの残高照会と残高不足時の対応
- 残高照会: お客様から残高確認を求められた場合は、電子マネー選択画面下の「残高照会」をタッチし、確認したい電子マネーを選択してカードをかざしてもらいます。表示された残高を伝えればOKです。
- 残高不足時の対応: 電子マネー決済時に残高不足になると、エラー音とともに確認メッセージが表示されます。この場合、クレジットカード決済へ切り替えることができます。
- 「OK」をタッチして前の電子マネー選択画面に戻ります。
- 「残高照会」の下にある「決済変更」をタッチすると、クレジットカード決済の画面に移動します。
- その後は、上記のクレジットカード決済の手順で処理を進めてください。
- 現金で支払う場合は、右上の中止するボタンをタッチします。
4. 決済の取消・返品処理
決済ミスや返品対応では、「取消」と「返品」で扱いが異なります。ここを混同すると処理を誤りやすいため、事前に確認しておくことが大切です。
- 取消処理: お客様がまだ店内にいて、決済当日であり、決済に使用したクレジットカードがあり、お客様にサインを頂ける場合の処理。
- 返品処理: 決済翌日以降の処理、またはお客様や使用したクレジットカードがなく、お客様のサインも頂けない場合の処理。この場合は、加盟店様のサインで返品処理が可能です。
どちらの処理になるかは、決済日とカードの有無で分かれます。会計直後の確認を丁寧にしておくと、後からの対応がかなり楽になります。

