「タイムズペイ」という名前を聞いたことがあるけれど、一体どんなサービスなの? 個人でも使えるの? それともお店向けのサービス? そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は「タイムズペイ」には、私たち個人がタイムズの各種サービスをお得に利用するための決済機能と、お店の人がキャッシュレス決済を導入するためのお店のシステム、大きく分けて2つの顔があるんです。
この記事では、そんな「タイムズペイ」の全貌を、個人向け・店舗事業者向けそれぞれのサービス内容、メリット、使い方、そして気になる注意点まで、どこよりも分かりやすく徹底解説していきます! あなたにピッタリのタイムズペイ活用法を見つけて、毎日の生活やビジネスをちょっと便利でお得にしちゃいましょう!
タイムズペイは2種類!あなたに合うのはどっち?
まず押さえておきたいのは、「タイムズペイ」が提供するサービスが一つではない、ということ。あなたが個人としてタイムズのサービスをもっと便利に使いたいのか、それとも店舗経営者として新しい決済システムを導入したいのかで、注目すべきポイントが大きく変わってきます。
【早わかり】個人向け?店舗向け?タイムズペイのサービス概要
ここでは、2つのタイムズペイがそれぞれどんなものなのか、サクッと概要をつかんでいきましょう。
- 個人利用者向けタイムズペイ:
タイムズパーキング(時間貸駐車場)やタイムズカー(カーシェア)など、パーク24グループが提供する様々なサービスで利用できる共通のオンライン決済機能のことです。タイムズクラブアプリやタイムズの各サービスWebサイトで、あらかじめクレジットカードを登録しておけば、キャッシュレスでスムーズに支払いが完了します。利用金額に応じてタイムズポイントも貯まるので、タイムズをよく使う人にはとってもお得なサービスですよ! - 店舗事業者向けタイムズペイ:
こちらは、飲食店や小売店といったお店にキャッシュレス決済を導入したい事業者向けのサービス。お客さんがクレジットカードや電子マネーで支払いできるようにするもので、専用の決済端末が提供されます。お客様の支払い方法の選択肢を増やし、販売機会の損失を防ぐだけでなく、タイムズならではの集客支援機能、特にタイムズパーキングの「駐車サービス券」を発行できる機能が付いているのが大きな特徴です。
店舗向けタイムズペイは、キャッシュレス決済に必要な決済アプリ入りのタブレット、カードリーダー、モバイルプリンターの3点がセットで届き、しかも4G回線契約済み・通信設定済みなので、届いたその日からすぐに使える手軽さも魅力です。特別な準備は不要で、スマートにキャッシュレス決済を始められますよ。
さあ、あなたがどちらの「タイムズペイ」に興味があるか、少し見えてきましたか? 次の章からは、それぞれのサービスについて、もっと詳しく掘り下げていきます!
【個人利用者向け】タイムズペイ:タイムズサービス共通の便利な決済手段
まずは、私たち個人が日常的に利用する機会の多い、個人利用者向けの「タイムズペイ」について見ていきましょう。これは、タイムズのいろんなサービスで使える、とっても便利な決済方法なんです。
個人向けタイムズペイで何ができる?対象サービス一覧
「個人向けタイムズペイって、具体的にどんな場面で使えるの?」そんな疑問をお持ちのあなたに朗報です!実は個人向けタイムズペイ、あなたが思っている以上にたくさんのタイムズ関連サービスで大活躍するんです。一度クレジットカードを登録してしまえば、あとは各サービスでスムーズに決済OK。日々のちょっとした利用から、お出かけの計画まで、幅広くカバーしてくれますよ。
具体的にどんなサービスで使えるのか、代表的なものをリストアップしてみました。
- タイムズパーキング(時間貸駐車場): 全国のタイムズパーキングで、精算機での支払いに利用できます。(※1)
- タイムズパーキング キャラバン: キャンピングカーなどが利用できる駐車場サービスでも使えます。(※1)
- タイムズの駐車場予約サービス: 事前予約時の決済に便利です。
- タイムズのB(予約できる駐車場): 空いている個人宅の駐車場などを借りられるシェアリングサービスの決済に。
- タイムズカーレンタル: レンタカーの利用料金支払いに対応。
- タイムズロードサービス: 会員向けロードサービスの料金支払いに。
- お出かけeクーポン: レジャー施設の割引クーポンなどの購入代金にも使えます。
- タイムズペイ加盟店: 「Times PAY」のステッカーがある街のお店でも、VisaかMastercardブランドのクレジットカードを登録したタイムズペイでお買い物ができます。(※1)(※2)
(※1)タイムズクラブアプリが必要になる場合があります。
(※2)お支払い可能なクレジットカードは、Visa・Mastercardのみです。
(※一部対象外のサービスや駐車場がある場合もありますので、ご利用前にご確認ください。)
これだけ多くのサービスで共通して使えるのは便利ですよね!
タイムズパーキングでの使い方と注意点
特に利用頻度が高いと思われるタイムズパーキングでの使い方について、もう少し詳しく見ていきましょう。
タイムズクラブアプリを利用しているなら、アプリ内でタイムズペイ(クレジットカード情報)を登録しておけば、精算機でタイムズクラブカードをかざすか、アプリ画面を見せるだけでスムーズに決済が完了します。小銭を探したり、クレジットカードを毎回取り出したりする手間が省けるのは大きなメリットです。
タイムズパーキング利用時の注意点としては、
- タイムズクラブアプリが必須: タイムズパーキングでタイムズペイを利用するには、基本的にタイムズクラブアプリが必要です。事前にダウンロードと会員登録、タイムズペイへのクレジットカード登録を済ませておきましょう。
- 登録できるクレジットカードは3Dセキュア対応のみ: 本人認証サービス「3Dセキュア」に対応したクレジットカードが必要です。お持ちのカードが対応しているか、カード会社にご確認ください。
- 登録できるクレジットカードは1枚のみ: 複数のカードを使い分けたい場合は注意が必要です。
- 同一カードの複数アカウント登録は不可: 1枚のクレジットカードを、複数のタイムズクラブアカウントでタイムズペイに登録することはできません。
- 一部、タイムズペイに対応していない駐車場も存在します: 基本的には多くのタイムズパーキングで対応していますが、念のため現地の精算機の表示などを確認しましょう。
- 通信環境もチェック: アプリを使って決済する場合、スマートフォンの通信環境が安定していることも大切です。地下駐車場など電波が届きにくい場所では注意が必要です。
その他のタイムズサービスでの利用シーン
タイムズパーキング以外でも、タイムズペイは活躍します。
- 駐車場予約(タイムズの駐車場予約サービス、タイムズのB): 事前に目的地近くの駐車場を予約する際、タイムズペイで決済を済ませておけば、当日はスムーズに入出庫できます。これで駐車場探しの手間も省けますね。
- カーシェア(タイムズカー): 利用時間に応じた料金が、登録したタイムズペイ(クレジットカード)から自動的に引き落とされるので、返却時の手間がありません。
【追記】ただし、「タイムズカー」の利用料金は、Times PAYとは別にクレジットカードの登録が必要になる場合があります。詳しくは各サービスの公式サイトで確認してくださいね。 - ロードサービス(タイムズロードサービス): 万が一の車のトラブル時も、タイムズペイで支払いができるので安心です。慌てている時でもキャッシュレスでスピーディーに精算できます。
- お出かけeクーポン: レジャー施設や飲食店などで使えるお得な電子クーポンの購入代金も、タイムズペイで決済できます。
- タイムズペイ加盟店でのお買い物: 街の「タイムズペイ加盟店」でも、VisaまたはMastercardブランドのクレジットカードを登録していれば利用可能です。
このように、様々なシーンでキャッシュレス&スマートな支払いを実現してくれます。
個人向けタイムズペイのメリット:ポイントも貯まる!
個人向けタイムズペイを利用するメリットは、何と言ってもその利便性とお得さです。
- クレジットカード登録の簡便化: 一度タイムズペイにクレジットカード情報を登録すれば、対応する各サービスで共通して利用できるため、サービスごとに情報を入力する手間が省けます。これは本当にラクですよ!
- キャッシュレス決済: 現金を持ち歩く必要がなく、スピーディーに支払いが完了します。
- タイムズポイントの付与・利用: タイムズペイでの支払いでも、もちろんタイムズポイントが貯まります!対象サービスの利用金額に応じて、ザクザクとポイントが貯まっていくのは嬉しいですよね。貯まったポイントは、駐車料金がお得になったり、タイムズの各サービスで利用できるので、使えば使うほどお得になります。賢く使えば、かなりの節約にもつながりますよ。
- タイムズクラブ会員特典も: タイムズペイの利用にはタイムズクラブへの入会(入会金・年会費無料!)が前提なので、ポイントアップキャンペーンや会員限定の優待サービスなど、タイムズクラブ会員ならではの特典も受けられるチャンスがあります。
日頃からタイムズのサービスを利用する方にとっては、登録しておいて損はないでしょう。むしろ、使わないともったいないかもしれませんね!
個人向けタイムズペイの登録方法とかんたん利用手順
個人向けタイムズペイの利用開始はとっても簡単!面倒な手続きはほとんどなく、すぐにタイムズの便利なサービスをお得に利用開始できますよ。
事前に準備するもの
- 本人認証サービス(3Dセキュア)に対応したクレジットカード: セキュリティを高めるため、3Dセキュア対応のカードのみ登録可能です。
- タイムズクラブのアカウント: まだ会員でない方は、まずタイムズクラブへの会員登録(入会金・年会費無料)を済ませましょう。
かんたん登録ステップ
- タイムズクラブにログイン: まずはタイムズクラブの公式サイトやアプリからマイページにログインします。
- Times PAYの登録ページへ: マイページ内にあるTimes PAYの登録メニューを選択します。
- クレジットカード情報を入力: 画面の指示に従って、お手持ちの3Dセキュア対応クレジットカード情報を入力します。
- 本人認証(3Dセキュア): クレジットカード会社が提供する本人認証画面に遷移するので、パスワードなどを入力して認証を完了させます。
- 登録完了!: これでTimes PAYへのクレジットカード登録は完了です。
実際の利用時は、サービスの案内に従ってタイムズクラブカードを提示するか、タイムズクラブアプリのデジタル会員証をかざすだけでOKです。他のサービスでも、ログイン後の支払い画面でTimes PAYが選択できるようになっているので、都度カード情報を入力する手間が省けて非常に便利ですよ。
個人向けタイムズペイ利用時の注意点
便利な個人向けタイムズペイですが、いくつか知っておきたい注意点もあります。
- 登録できるクレジットカードの条件: 前述の通り、本人認証サービス(3Dセキュア)に対応したクレジットカードが必要です。詳細はタイムズクラブの公式サイトで確認しましょう。
- 登録枚数制限: 登録できるクレジットカードは1枚のみです。
- クレジットカードの共有について: 同一のクレジットカードを、複数の方がそれぞれのタイムズペイアカウントに登録することはできません。
- 一部対象外サービス・駐車場: 前述の通り、全てのタイムズサービスや駐車場で利用できるわけではありません。「タイムズカー」や「月極駐車場」の利用料金支払いは、タイムズペイとは別にクレジットカード情報を登録する必要があるので注意しましょう。事前に確認が必要です。
- セキュリティ: クレジットカード情報を登録するため、タイムズクラブIDやパスワードの管理は厳重に行いましょう。
これらの点に注意して、便利でお得なタイムズペイを活用してくださいね。
個人向けタイムズペイの解約・退会方法
「もうタイムズペイは使わないかな…」と思ったら、解約・退会手続きを進めましょう。個人向けのタイムズペイは、タイムズクラブの会員情報に紐づいてクレジットカード情報を登録する仕組みになっています。
そのため、実質的な「タイムズペイの解約」とは、タイムズクラブのマイページから登録しているクレジットカード情報を削除することを指します。これにより、タイムズペイを通じた支払いができなくなります。
具体的な手順は以下の通りです。
- タイムズクラブの公式サイトにアクセスし、マイページにログインします。
- 会員情報や登録情報といったメニューの中から、「クレジットカード情報」や「お支払い方法」に関連する項目を探します。
- 登録されているクレジットカード情報を確認し、「削除」や「変更」といったボタンから手続きを行います。
もし、タイムズペイだけでなく、タイムズクラブ自体も退会したい場合は、マイページ内の「退会手続き」から進めます。ただし、タイムズクラブを退会すると、保有しているタイムズポイントが失効するなどの影響があるので注意が必要です。
解約・退会時の注意点
- クレジットカード情報の削除だけではタイムズクラブ会員資格は残ります。
- タイムズカーや月極駐車場など、別途クレジットカード登録が必要なサービスを利用している場合、それらのサービスの支払いには影響しない可能性があります。
- 手続き方法や規約は変更されることがあるため、必ず公式サイトのヘルプやFAQで最新情報を確認しましょう。
【店舗事業者向け】タイムズペイ:集客にも繋がるキャッシュレス決済システム
さて、ここからは視点を変えて、お店のオーナーさんや事業主さん向けの「タイムズペイ」について詳しく見ていきましょう。これは単なる決済システムではなく、集客アップも期待できる、お店にとって心強い味方になってくれるかもしれませんよ!
「キャッシュレス決済を始めたいけど、準備が大変そう…」「ランニング費用が心配…」「機器の操作や導入準備が不安…」そんな悩みを抱えている店舗事業者の方も多いのではないでしょうか。タイムズペイなら、そんな不安を解消してくれるかもしれません。
店舗向けタイムズペイ導入の大きなメリットとは?
店舗事業者がタイムズペイを導入することで、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか? 多角的に見ていきましょう。
ざっくりまとめると、こんな感じです!
- 集客アップに直結!「駐車サービス券」発行機能: 他の決済サービスにはない、タイムズならではの強みです。
- 多様な決済手段に対応: クレジットカードはもちろん、主要な電子マネーにも対応。
- 始めやすい料金プラン: 初期費用や月額固定費、端末代が無料になるプランも!
- カンタン操作の専用端末: プリンター一体型で持ち運びもOK。
- 手厚いサポート体制: 導入後も安心のフォロー。
次の項目から、それぞれのメリットを詳しく解説していきますね!
【他社にはない強み】タイムズパーキング「駐車サービス券」発行機能で集客アップ!
これがタイムズペイ最大の魅力と言っても過言ではありません! タイムズペイの決済端末を使って、タイムズパーキングで利用できる電子駐車サービス券(タイムズチケット)を簡単に発行できるんです。
「たかが駐車券でしょ?」って思うかもしれませんが、これが実は、めちゃくちゃ強力な集客ツールになるんですよ!車で来店するお客様にとって、駐車料金は意外と気になるもの。「あのお店行きたいけど、駐車場代が…」と来店をためらう原因にもなりかねません。
でも、もしあなたのお店でお買い物をしたら、タイムズパーキングの駐車サービス券がもらえたらどうでしょう?
- 「当店で3,000円以上お買い上げのお客様に、近隣のタイムズパーキング1時間無料券プレゼント!」
- 「美容室ご利用のお客様に、駐車料金200円分割引!」
といったキャンペーンが簡単に実施できます。
これにより、車で来店するお客様にとって大きなメリットとなり、近隣の競合店との差別化や来店促進に繋がります。特に、駅前や繁華街など駐車料金が高いエリアのお店や、車での来店が多い郊外型店舗、飲食店や美容室、クリニックなど滞在時間が長めになる業種にとっては、非常に強力な武器になるでしょう。お客様が駐車料金を気にせず来店しやすくなることで、売上アップも期待できますね!
幅広い決済ブランド対応で機会損失を防ぐ
お客様が「この支払い方法使えますか?」と聞いたとき、「使えません」と答えるのは避けたいですよね。タイムズペイは、多くの決済ブランドに対応しているので安心です。
- クレジットカード: Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover といった主要な国際6ブランドに対応。国内のお客様はもちろん、海外からのお客様にもスムーズに対応できます。
- 電子マネー: SuicaやPASMOといった交通系IC(全国各地の様々なカードに対応。詳細は提供される一覧で確認)、nanaco、WAONです。モバイル端末に入っている指定のICカード(おサイフケータイなど)での決済も可能です。日頃から電子マネーをよく利用するお客様には喜ばれますね。
- QRコード決済: (※対応状況はプランや時期によって変動する可能性があるため、最新情報を公式サイトでご確認ください。)
- タイムズクラブアプリ決済: タイムズのサービスをよく利用するお客様にとっては馴染み深く、ポイントも活用できるため喜ばれます。
これだけ対応していれば、多くのお客様の支払いニーズに応えることができ、販売機会の損失を最小限に抑えられます。
初期費用・月額固定費・端末代が無料のプランも
キャッシュレス決済導入のハードルの一つがコスト面ですが、タイムズペイには嬉しいプランが用意されていることがあります。
なんと、初期費用・月額固定費・端末代が無料になるプランが存在します!さらに、通信費も固定費も0円で、ランニングコストを抑えてキャッシュレス決済を始められるのは大きなメリットです。(※プラン内容やキャンペーンは変更される場合があるので、必ず最新情報をご確認ください。)
一般的なキャッシュレス決済サービスでは、端末代だけで数万円かかったり、月々のシステム利用料が発生したりすることも少なくありません。その点、タイムズペイは導入のハードルをグッと下げてくれているんです。浮いたコストを他のサービス向上に充てることもできますね。
これにより、「試しに導入してみたい」という店舗でも気軽にスタートできますね。
オールインワン端末で操作も簡単、持ち運びも可能
タイムズペイで提供される決済端末は、機能性と使いやすさを兼ね備えています。
- オールインワンパッケージ
キャッシュレス決済に必要な決済アプリ入りのタブレット、カードリーダー、モバイルプリンターの3点がセットで提供されます。これらが4G回線契約済み・通信設定済みの状態で届くため、特別な準備は不要で、届いたその日からすぐに利用を開始できます。これは導入の手間を大幅に削減してくれますね! - プリンター搭載: レシートプリンターが内蔵またはセットになっているため、別途用意する必要がありません。お客様控えと加盟店控えをスムーズに印刷できます。
- 持ち運び可能: コンパクトな端末なので、レジ周りだけでなく、テーブル会計や移動販売、商店街の催し物や屋外イベントなど、様々な場所で利用可能です。
- 簡単操作: タブレット画面で直感的に操作できるように設計されています。機械が苦手なスタッフさんでも安心して使えます。
通信はauの4G回線を使用するため、店舗のWi-Fi環境に左右されず、安定した決済処理が期待できます。店舗のWi-Fiパスワードを教える必要もないのでセキュリティ面でも安心ですね。
店舗向けタイムズペイをスムーズに使いこなすために、基本的な端末の扱い方や日々の運用で知っておくべきポイントをまとめました。
- 各機器の役割と電源
- タブレット: 決済操作や設定など、あらゆる操作の中心となる機器です。電源ボタンの位置を確認しておきましょう。
- カードリーダー: クレジットカード情報の読み取りや、お客様による暗証番号の入力に使います。こちらも電源ボタンの位置を把握しておきましょう。
- プリンター: 決済レシートを印刷します。電源ボタンの位置を確認してください。
- 毎日の充電がマスト!
決済時に端末の充電が切れてしまうと、お客様をお待たせすることになりかねません。充電を開始しても、使用可能になるまで10分~15分程度かかることがあります。そのため、各端末は毎日必ず充電するように習慣づけましょう。- タブレットの充電: 本体下部の差し込み口に付属のマイクロUSBケーブルを接続。ディスプレイに充電マークが表示されればOK。
- カードリーダーの充電: 本体上部の差し込み口にUSBケーブルを接続。ディスプレイに充電マークが表示されればOK。
- プリンターの充電: 本体左側面のUSBコネクターカバーを開けてUSBケーブルを接続。充電中はパワーLEDが橙色に点灯し、完了すると緑色に変わります。
- 感熱ロール紙のセットも簡単
プリンターの右側にあるグレーのボタンを押してカバーを開け、感熱ロール紙をセットします。その際、紙の先端が手前に出てくるように入れるのがポイントです。紙を送りたい場合は、緑のボタンを押します。 - カードリーダーのスリープエラーに注意
カードリーダーは、省電力のため操作がないまま約3分経過すると自動的にスリープモードに入ります。スリープモードのまま決済操作を行うとエラーが表示されてしまうので注意が必要です。
もしスリープエラーのメッセージが表示されたら、まずカードリーダーのいずれかの数字キーを押してスリープを解除します。カードリーダーの液晶画面に「タイムズペイ」の表示が出たら、タブレットに表示されている「リトライ」ボタンをタッチしてください。決済操作の前には、あらかじめカードリーダーのスリープを解除しておくとスムーズです。
これらのポイントを押さえておけば、日々の運用も安心して行えますね。
店舗向けタイムズペイの対応決済ブランドと手数料
お店を運営する上で、お客様がどんな支払い方法を好むかは本当に様々ですよね。「あ、現金しか使えないんだ…」とお客様が購入を諦めてしまう…そんな悔しい思いは避けたいもの。店舗向けタイムズペイは、幅広い決済ブランドに対応することで、お客様の「これで払いたい!」というニーズに応え、販売機会の損失を減らすお手伝いをします。
具体的にどんな決済方法が使えて、気になる手数料はどれくらいなのか、しっかりとチェックしていきましょう。タイムズペイでは、主要なクレジットカードはもちろん、日々の生活でよく使われる電子マネー、そしてタイムズならではの「タイムズクラブアプリ」にも対応しているのが特徴です。
クレジットカード決済手数料
店舗オーナー様にとって、キャッシュレス決済導入で最も気になる点の一つが「決済手数料」でしょう。特にクレジットカード決済は利用頻度が高いため、手数料率は収益に直結します。
タイムズペイのクレジットカード決済手数料は、取り扱うカードブランドや契約プランによって変動する可能性があります。残念ながら、公式サイト上では具体的な料率が一律で公開されているわけではありません。
しかし、一般的にキャッシュレス決済サービスの手数料は、おおむね3%前後が相場と言われています。タイムズペイも、主要6ブランドのクレジットカード(Visa、Mastercardなど)に対応しているため、これに近い水準であると予想されます。
重要なのは、最新かつ正確な情報を入手することです。 タイムズペイの導入を検討される際には、必ず公式サイトで確認するか、資料請求や問い合わせを行い、ご自身の店舗に合った具体的な手数料率を確認しましょう。
電子マネー・QRコード決済の手数料
クレジットカードと並んで重要なのが電子マネーやQRコード決済。タイムズペイでもこれらの決済方法に対応しています。
電子マネーやQRコード決済の手数料は、一般的にクレジットカードよりもやや低めに設定されていることが多いですが、具体的な料率は決済ブランドや導入サービスによって異なります。タイムズペイでは、交通系IC、nanaco、WAONといった主要な電子マネーに対応しています。
QRコード決済の対応状況や、それぞれの決済手数料の詳細は、公式サイトで最新情報を確認するか、直接問い合わせてみるのが最も確実です。手数料だけでなく、タイムズペイならではの「駐車サービス券発行機能」といった付加価値も考慮して、総合的に判断することが大切ですね。
店舗向けタイムズペイの導入フローと審査
店舗向けタイムズペイの導入は、思ったよりもずっとスムーズに進められます。おおまかな流れは以下の通りです。
- お問い合わせ・資料請求: まずは公式サイトから気軽に問い合わせてみましょう。
- お申し込み: 導入を決めたら、Webまたは郵送で申し込み。法人か個人事業主かで必要書類が異なります。
- 法人契約の場合: 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)、代表者の本人確認書類など。
- 個人事業主契約の場合: 開業届、代表者の本人確認書類、店舗の実在を確認できる書類など。
- 審査: タイムズペイおよび各決済ブランドによる審査が行われます。事業内容や店舗の実在性などがチェックされると考えられます。審査期間は数週間程度が一般的です。
- 端末の発送・到着: 審査に通過すると、決済端末が送られてきます。
ログインIDと初回パスワードは、端末が入ったダンボールとは別に郵送で届きますので、大切に保管しましょう。 - 初期設定・利用開始: 端末が届いたら簡単な初期設定をして、いよいよ利用開始です!
「うちのお店でも審査に通るかな…」と心配な方もいるかもしれませんが、まずは正直に申し込んでみることが第一歩。不安な点は申し込み前に担当者に相談してみるのも良いでしょう。
タイムズペイ スムーズな利用開始のためのログインとパスワード管理
端末が届いたら、まずはログイン設定が必要です。ここでのポイントと注意点を押さえておきましょう。
- 初回ログインとパスワード変更
- タブレットの電源を入れ、ホーム画面にあるタイムズペイのアイコンをタッチします。
- 別途送られてきた書類に記載のログインIDと初回パスワードを入力してログインします。「パスワード表示」にチェックを入れると、入力内容を確認しながら進められます。
- カードリーダーのスリープを解除しておきます。
- 初回ログインが完了すると、「接続端末の選択」画面が表示されるので、画面をタッチしてカードリーダーと接続します。
- 「初回パスワードが有効期限切れです」というメッセージが表示されますが、これは正常な動作です。「OK」をタッチしましょう。
- パスワードの再設定画面が表示されるので、現在のパスワード(初回パスワード)と、お店で任意に決めた新しいパスワード(半角で大文字・小文字・数字・記号のうち3種類以上を使用し8文字以上)を入力し、再設定します。
- キーボード操作:記号/数字/アルファベットの切り替えボタン、大文字/小文字の切り替えボタン(上向き矢印)を適宜使用します。
- パスワード再設定後、トップメニュー画面が表示されればログイン完了です!
- ログイン・パスワードに関する注意点
- ログインID/初回パスワードの入力ミス: 6回連続で間違えるとアカウントがロックされてしまい、サポートセンターでの解除が必要になります。入力は慎重に行いましょう。
- 自動ログアウト: セキュリティのため、7日間利用がないと自動的にログアウトされます。その場合は再度ログインIDとパスワードを入力してログインしてください。
- パスワードの有効期限: パスワードの有効期限は90日です。セキュリティ維持のため、定期的な変更が必要です。
- パスワード変更ルール: 有効期限が近づくとログイン時にメッセージが表示され、変更を促されます。新しいパスワードは、直近4回使用したものは設定できず、また同じパスワードは3回以上連続して設定できません。有効期限が切れた場合は、新しいパスワードを設定するまで他の操作ができなくなるので注意しましょう。
これらのルールを理解し、適切に管理することが大切です。
ここでは、店舗でタイムズペイ端末を使って実際に決済を行う際の基本的な操作方法と、万が一の場合の取消・返品処理について、ステップごとに分かりやすく解説します。
1. クレジットカード決済の操作手順
お客様がクレジットカードで支払う場合の基本的な流れです。
- 準備: タブレットとカードリーダーのスリープを解除します(電源ボタンを軽く押す)。
- 決済開始: アプリのトップメニューから「クレジットカード決済」をタッチします。
- 金額入力: 決済金額を入力し、「確定」をタッチします。
- カード挿入: タブレットの画面案内に従い、お客様のクレジットカードをカードリーダーに差し込んでもらいます。
- 支払方法選択: カードを差し込むと支払い方法(一括、分割など)を選択する画面が表示されるので、お客様に選んでもらい、「OK」をタッチします。
- もし入力ミスがあれば、「キャンセル」または右上の「中止する」ボタンで戻れます。
- 暗証番号入力: 「暗証番号を入力してください」というメッセージが出たら、クレジットカードを挿入したままのカードリーダーをお客様にお渡しします。お客様に4桁の暗証番号と緑のチェックボタンを押していただきます。
- 注意! 暗証番号は1分以内に入力しないとエラーになります。
- サイン決済の場合: お客様が暗証番号を忘れた場合は、サイン決済に変更できます。数字ボタンは押さずに、緑のチェックボタンのみを押してもらいます。その後、タブレットにお客様が指でサインをし、「入力完了」ボタンを押します。
- タブレットの「画面を横にする」ボタンをタッチすると、サインしやすくなります。署名中に誤って入力完了ボタンを押さないよう注意しましょう。
- 決済完了: 「決済が完了しました」という画面が表示されればOKです。お客様にカードリーダーからクレジットカードを抜いてもらいます。
- レシート印刷: 「レシート印刷」をタッチします。「お客様控え」「加盟店控え」の両方にチェックが入っていることを確認し、「レシート印刷」をタッチします。
- レシートはお客様控え、加盟店控えの順に印刷されます。「引き続き加盟店控えを印刷します」というポップアップが出たらタッチして印刷を続けます。
- お渡しと終了: 先に印刷されたお客様控えをお客様にお渡しください。取引が終了したら、必ず右上の「トップへ戻る」をタッチしてトップメニューに戻りましょう。
2. 電子マネー決済の操作手順
お客様が交通系ICカードやnanaco、WAONなどで支払う場合の基本的な流れです。
- 準備: カードリーダー、タブレット、プリンター全ての電源が入っていることを確認します。
- 重要! 電子マネー決済は、クレジットカード決済と異なりレシートが自動で印刷されるため、プリンターの電源もONになっている必要があります。
- 決済開始: トップメニューに黄色の「電子マネー決済」ボタンが表示されていたらタッチします。
- 金額入力: 決済金額を入力し、「確定」をタッチします。
- 電子マネー種類選択: 対応している電子マネー(交通系IC、nanaco、WAONなど)の中から、お客様が利用するものを選択します。
- 交通系ICカードは種類が多いため、お手元の対応カード一覧も参考にしてください。
- カード読み取り: カードリーダー端末が点滅したら、ディスプレイに音が鳴るまでお客様の電子マネーカードをかざしていただきます。
- 決済完了: 決済が完了すると、自動的にレシートが印刷されます。
- 重要! 電子マネー決済は、ICカード残高から瞬時に決済されます。そのため、クレジットカードのような取消処理はできません。万が一の場合は返金での対応となります。金額入力やお客様の支払い意思の確認は慎重に行ってください。
- 注意! タイムズペイ端末では、電子マネーのチャージ(入金)はできません。
3. 電子マネーの残高照会と残高不足時の対応
- 残高照会: お客様から「ICカードにいくら入っているか知りたい」と聞かれた場合、残高照会が可能です。電子マネー選択画面の下にある「残高照会」をタッチし、確認したい電子マネーを選択後、お客様のカードをカードリーダーにかざしてもらいます。残高が表示されたらお客様にお伝えしましょう。
- 残高不足時の対応: 電子マネー決済時に残高が不足していると、エラー音とともにタブレットに確認メッセージが表示されます。この場合、クレジットカード決済に移行できます。
- 「OK」をタッチして前の電子マネー選択画面に戻ります。
- 「残高照会」の下にある「決済変更」をタッチすると、クレジットカード決済の画面に移動します。
- その後は、上記のクレジットカード決済の手順で処理を進めてください。
- 現金で支払いたい場合は、右上の中止するボタンをタッチします。
4. 決済の取消・返品処理
間違って決済してしまった場合や、お客様から返品の申し出があった場合の処理方法です。「取消」と「返品」は意味合いが異なります。
- 取消処理: お客様がまだ店内にいて、決済当日であり、決済に使用したクレジットカードがあり、お客様にサインを頂ける場合の処理。
- 返品処理: 決済翌日以降の処理、またはお客様や使用したクレジットカードがなく、お客様のサインも頂けない場合の処理。この場合は、加盟店様のサインで返品処理が可能です。
どちらの場合も、お客様がお店にいらっしゃるうちに決済内容の確認をしっかり行う習慣をつけましょう。